合奏:ヨハネス・フェルメール
昨日、渋谷のアップリンク(UPLINK)で
映画『消えたフェルメールを探して/絵画探偵ハロルド・スミス』&
国学院大学教授の小池寿子先生とわれらがTak(たけ)さんとの座談会に行ってきました。
映画は、ドキュメンタリータッチで、ボストンのガードナー美術館創立者の
イザベラ・スチュワート・ガードナー婦人の絵画収集の熱意に関するもの、
そして、フェルメールの名画『合奏』の盗難の顛末とその後の捜査に関する部分とが、
交互に織り交ざった展開内容です。
彼女があれだけ素敵なコレクションを集められたのは、
目が利く画商と知己であったためと思われます。
それにしても当該美術館の警備体制の甘さには驚かされました。
映画鑑賞後は小池先生とTakさんとのお話でしたが、
その中で特に印象に残ったのは(私し的にですが・・・)、
フェルメールは、色の三原色のうちの『緑色』の絵具を使わなかったということです。
では、どうしたかというと、黄色と青色の絵具の点描により、
緑色に見える効果を出したということでした。
Takさんは、フェルメールに関しては一家言でありますので、
小池先生が逆に質問をされる場面もしばしばありました。
御両名の対談は30分でしたが、あっという間に終わってしまった感じで、
話に吸い込まれてしまいました。
ただ、会場内の冷房がやけに効きすぎたのが・・・・・でした。
Takさんのブログ 弐代目・青い日記帳
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1534#sequel