わん太夫の迷路

気ままに人生を送りたいな~、との希望的観測と共に

映画『消えたフェルメールを探して/絵画探偵ハロルド・スミス』&トークショー

2008年10月06日 17時20分10秒 | 美術散歩

          
          合奏:ヨハネス・フェルメール

昨日、渋谷のアップリンク(UPLINK)で

映画『消えたフェルメールを探して/絵画探偵ハロルド・スミス』&

国学院大学教授の小池寿子先生とわれらがTak(たけ)さんとの座談会に行ってきました。


映画は、ドキュメンタリータッチで、ボストンのガードナー美術館創立者の

イザベラ・スチュワート・ガードナー婦人の絵画収集の熱意に関するもの、

そして、フェルメールの名画『合奏』の盗難の顛末とその後の捜査に関する部分とが、

交互に織り交ざった展開内容です。

彼女があれだけ素敵なコレクションを集められたのは、

目が利く画商と知己であったためと思われます。

それにしても当該美術館の警備体制の甘さには驚かされました。

 

   

映画鑑賞後は小池先生とTakさんとのお話でしたが、

その中で特に印象に残ったのは(私し的にですが・・・)、

フェルメールは、色の三原色のうちの『緑色』の絵具を使わなかったということです。

   

では、どうしたかというと、黄色と青色の絵具の点描により、

緑色に見える効果を出したということでした。

   


Takさんは、フェルメールに関しては一家言でありますので、

小池先生が逆に質問をされる場面もしばしばありました。


御両名の対談は30分でしたが、あっという間に終わってしまった感じで、

話に吸い込まれてしまいました。


ただ、会場内の冷房がやけに効きすぎたのが・・・・・でした。

 

Takさんのブログ 弐代目・青い日記帳 

http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1534#sequel