argentum ~中世末期の南フランスと北イタリア~ の中世音楽
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専門的な細かいことはよく判りませんが、中世13世紀末~14世紀ごろの曲だそう
...です。
この頃は教皇庁がローマから南仏アヴィニヨンに移っている頃。
今回の音楽はミラノなどの宮廷で演奏されていた曲。
オペラシティーの近江楽堂はこじんまりとした空間で、貴族の個人的な礼拝堂のよう
な空間。
まさに今日のような曲を演奏するにはふさわしい会場でした。
そう、天上の世界へといざなわれていくようでした。
使用する楽器も一般には見かけることのない楽器。
矢野薫さんが演奏するオルガネットは小型のオルガン、
吉見伊代さんさんのクラヴィシンバルムはチェンバロのような楽器ですが、当時の実
物はなく、当時の図面を元に再現されたものです。
守谷敦さんは音楽監督兼リコーダーを演奏。
司会もされとても楽しいトークでした。
そして何と言っても、阿部早希子さんの歌がこの空間を覆い時空を超越するものでし
た。
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終演後は展望階の旭寿司でコース料理をいただきましたが、何と6千円、お安い。
食べ切れなかったな~ (^。^)
楽器自体の写真がなかったので、わん太夫さんのオルガネットとクラヴィシンバルムのお写真拝見して、改めてつくづくと眺め入っております。
音楽の歴史、楽器の変遷、といったものについて考えさせられます。
中世音楽は時間的には遠いけれど、その音楽は決して色褪せることなく逆に鮮やかに現代に生き生きと呼びかけ、息づいている気がします。