わん太夫の迷路

気ままに人生を送りたいな~、との希望的観測と共に

鳥獣人物戯画,、こんな見方も楽しいよ~

2007年12月10日 22時14分08秒 | 美術散歩

鳥獣人物戯画の展示期間も、いよいよ残り少なくなってきましたね・・・

    

そこで甲巻のうちの後半部分も当分見納めになりますね。

その甲巻ですが、兎と蛙との相撲など楽しいシーンばかりで、

臨場感に溢れていますよね。

  

そこで皆さんもよく御存知の、蛙が兎を投げ飛ばして、

意気軒昂としている場面がありますが、これって・・・       

  

そうです、この場面を逆さまにして見ると・・・

あれれ、兎が蛙たちを、八方無尽に投げ飛ばし、

あまりの痛快さに、腹を抱えて大笑いしているではありませんか。

そして兎の足元には、

 

投げ飛ばされて口から吐息を吐いている蛙が横たわっているではありませんか・・・

こんな解釈間違っていますか・・・?

    

でもそんな解釈も笑って許されるのが、この『鳥獣人物戯画』の好い所ではないでしょうか

下記のURLでは、絵巻を左右に巻いたようにして見る事ができますよ。

  

  

お試しあれ♪ d(⌒o⌒)b♪

http://chouju.exh.jp/highlight.html


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12 コメント

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Unknown (Tak)
2007-12-10 23:46:39
こんばんは。

その発想はなかったです。
逆さまですかーー
確かに絵巻物上から見ていた人も
いるはずですからね。

うーーん、凄い発見かも。
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Takさん (*^_^*) (わん太夫)
2007-12-11 00:01:07
コメント、TBありがとうございます

写真を撮るときって、いろんなアングルから覗き込むでしょ・・・

あれですよ!!

そうすると今まで見えなかったものが見えてくる時があるんです。

でも、それって楽しいですよヽ(^o^)丿
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ほんとだー!! (rubicone)
2007-12-11 00:10:30
わん太夫さん、すっご~い、面白いですねぇ!!
ほんとに、そう見えますもの。
あはは、うさぎさんがお腹抱えて大笑いしているわ!!
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rubiconeさん、こんばんは  (わん太夫)
2007-12-11 00:17:56
もしかして、これは何か教訓のようなものが隠されているのではないかと・・・

優勢だと思って油断をしていると、実は足元をすくわれて、気が付いたときには劣勢だったりして・・・

私の考えすぎでしょうか???
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不思議ですネ・・・ (mimi)
2007-12-11 23:37:13
とっても面白い絵になってますネ・・・

ウサギと聞くと カメかと思ってしまいますのですが・・・

カエルとウサギか~ 楽しい絵ですネ~ 
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mimiさん(*^。^*) (わん太夫)
2007-12-11 23:43:09
兎や狐、猿は分かるのですが、

何故蛙なのか・・・?

謎は尽きませんね
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楽しいですね (香り草)
2007-12-12 23:59:03
わん太夫さん、こんばんは。鳥獣戯画というとすぐこの甲巻を思い出します。兎を蛙のお相撲を逆さまに見る事はずっと前に聞いたことがあります。でも、ためしに見たかどうかの記憶がなく、今回見せて頂きました。頭を下に、つまり私が逆さまになりました
なるほど、なるほどと感心してしまいました。楽しかったです。昔のアニメといったところでしょうか。
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香り草さん(*^_^*)  (わん太夫)
2007-12-13 00:08:58
こうやって2つ並べてみると、

鳥羽僧正野遊び心が見えてくるようですね
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逆転の発想 (とら)
2007-12-13 09:09:40
コメントとTBありがとうございました。
観客にも遊び心が必要ですね。
勉強になりました。
それよりこの画をかいた絵師が喜んでいるでしょう。
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とらさん、こんにちは!! (わん太夫)
2007-12-13 13:24:07
鳥羽僧正も果たしてそのような意図を持って画いたのかと思うと、興味が尽きませんね。

壁画や屏風などと違い、絵巻物は、手にとって見ますので、

他にもそんな仕掛けがなされていたかもしれませんね
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