令和天皇陛下の御即位を記念し、正倉院宝物を中心とした飛鳥・奈良時代の宝物の特別展。 正倉院宝物展は毎年秋に奈良国立博物館で開催されています。 過去には毎年秋の恒例として奈良に行ってましたが、最近は足が遠のいていましたので、絶好の機会で見逃せません。 令和元年の本年だからこその展覧会です。
展示は1章~6章 第1章 聖武天皇と光明皇后ゆかりの宝物 第2章 華麗なる染織美術 第3章 名香の世界 第4章 正倉院の琵琶 第5章 工芸美の共演 第6章 宝物をまもる
各章の見どころ
第1章 聖武天皇と光明皇后ゆかりの宝物では、東大寺献物帳(国家珍宝帳) これは正倉院宝物の目録のようなもの。 平螺鈿背八角鏡は螺鈿のような南海の煌きをちりばめた鏡
東大寺献物帳(国家珍宝帳)
平螺鈿背八角鏡は螺鈿
第2章 華麗なる染織美術では、墨画仏像、紺夾纈絁几褥
墨画仏像
紺夾纈絁几褥
第3章 名香の世界では黄熟香、通称「蘭奢待(らんじゃたい)」
これは天下の名香木で足利義満、織田信長、明治天皇が切り取った跡が示されている。
黄熟香、通称「蘭奢待(らんじゃたい)」
第4章 正倉院の琵琶では、螺鈿紫檀五絃琵琶(前期のみの展示) 古代インドに起源を持つ五絃琵琶で目を見張る素晴らしい装飾で覆いつくされている。
螺鈿紫檀五絃琵琶(前期のみの展示)
第5章 工芸美の共演では、伎楽面 酔胡王、漆胡瓶(聖武天皇御愛用の異国趣味な水差し)
伎楽面 酔胡王
漆胡瓶(聖武天皇御愛用の異国趣味な水差し)
第6章 宝物をまもるでは、正倉院御物修理図(部分)
会期:10月14日(月・祝)~11月24日(日) 展示替えのため、前期:~11月4日(月・祝)、後期:11月6日(水)~24日(日) 詳細は https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1968#top 写真は正倉院のHPからお借りしました。