わん太夫の迷路

気ままに人生を送りたいな~、との希望的観測と共に

おくりびと

2009年04月01日 16時30分00秒 | 催し物:イベント

おくりびとhttp://www.okuribito.jp/

  

 

先日『おくりびと』を見てきました。

アカデミー賞受賞後ということもあり、

普段はガラガラな上野東急が、長蛇の列を作っていました。

観客の大半が後期高齢者(???)のようでしたが、

40歳代の方も結構いました。

映画の中でやはり印象的なのは、棺桶の蓋を閉めるシーン。

私も若い頃に母親(享年51歳)を亡くしているので、

思わず涙してしまいました。


映画の終盤で、主人公の父親役の、峰岸 徹を「おくる」シーンがあるが、

この撮影時には既に彼は末期がんで、余命幾ばくもないと診断されていたのであります。

ですから彼は、アカデミー賞受賞は知らなかったのです。

そんなことを思い出しながらのラストシーン、更に涙を誘ってしまいました。

  

 

終演後場内が明るくなった時気付いたのですが、

一般の観客が涙をぬぐっているのに、後期高齢者の観客は涙を流していない。

何故かと思ったら、映画の観方が年齢層で違うのだ。

後期高齢者の観客は、自分がこれから『おくられる』ことのことを考え、

自分の『死』については涙することなく『直視』しているのであろう。

かたや、比較的若い年齢層の観客で涙している人たちは、

最近に近親者を『おくった』ことを思い出したのであろう。

  

 

あらすじは以下に・・・・

<あらすじ>
求人広告を手にNKエージェントを訪れた主人公・大悟は、社長の佐々木から思いもよらない業務内容を告げられる。
それは【納棺】、遺体を棺に納める仕事だった。
戸惑いながらも、妻には冠婚葬祭関係=結婚式場の仕事と偽り、
納棺師の見習いとして働き出すが…。
愛すること生きることを紡ぎだす異色の感動作が誕生。


監督: 滝田洋二郎
出演: 本木雅弘/広末涼子/山努
(C)2008 映画「おくりびと」製作委員会

 

 


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
邦画 (rubicone)
2009-04-04 01:49:42
最近の邦画、久しぶりに観た気がしましたが、巷で言われているように「邦画が元気」ということを実感させられた気がしました。
私は、記事にも書いたのですが何といってもこの作品の持つユーモアに強く惹かれました。泣きながら笑い、笑いながら泣く・・・影があるからこそ光はその明るさ、輝きは一層深まるということを感じてました。
返信する
rubiconeさん(〃⌒ー⌒〃)ゞ (わん太夫 ♪ d(⌒o⌒)b♪)
2009-04-09 13:31:11
この映画、結構笑えるところが多かったのですが、

私も母を送っていますので(享年51歳)、

何かと思いつまされました・・・・
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。