eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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30年前の高圧ケーブル端末処理

2012年08月14日 | eつれづれ
QB交換と並行して高圧ケーブルも交換する...端末部分は錆び発生があった。設置後、約30年経過したもの。プレハブキットと比較すると時間も多くかかり又、ストレスコーン作りの技術、シース線引出部のハンダ上げが必要だった。



ここからスズメッキ線を使いより上げてストレスコーン作り×のところはハンダあげ。

アルミ箔を巻いてスズメッキ線でより上げ太い部分は自己誘着テープにて、だんご状態にする。

20kV、印加にて10分間の直流耐圧試験をやってみる。(最終数値は40μA)...電圧は安定しているが漏れ電流が大きいので、ここでのサンプル試験はダメの様だ。

Ic(対地静電容量成分電流)に対してIgr(対地抵抗分電流)が大きい。(直流の漏れは40μAの大きな数値)