eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
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今冬の節電も大変か

2012年08月20日 | eつれづれ
<北海道・冬の電力不足に危機感>
まだまだ暑い日が続いているが、どうやらこの夏は計画停電なしで乗り切れそうな気配だ。政府の心配は、早くも冬の電力不足に及んでいる。16日(木)の電気新聞記事「冬の節電 募る危機」によると、この冬、北海道電力の供給エリアで電力不足が生じる恐れがあり、しかも「(節電など)震災後に培った手法が通用しないかもしれない」そうだ。
冬の北海道の電力需要は、夏場のようにピーク時間帯を限定することができない。家庭の暖房などのため、夜になっても電力需要が下がらないからだ。このため、節電要請を行うにしても、夏とは異なり、「長時間の対応を強いる可能性がある」(経済産業省関係者)という。これまでのようなピーク需要の削減だけにとどまらず、電気の使用総量を減らす対応が必要になる可能性もある。「ピーク需要の削減であれば夜間・休日操業へのシフトでしのげる可能性もあるが、強制的な総量削減を求められた場合、一時的な操業中止や減産といった対応を取らざるを得ない」。産業界への影響が懸念されているという。


こちらもダウンブレーカ(60A→50A)を実行して節電検証をしているが夏よりも冬期間が厳しい。肝心の自然エネルギー太陽光発電はサボり、冬眠中となり買電しかアテにはならない。
これらの延長上を考えると自然エネルギー発電も確実な基幹電力が有ってこそ成立している訳...だからベース電力は自然エネルギー発電、あっても無くとも常に供給...無いより有った方がマシ程度で、原発分を自然エネルギー発電で...現実を見て下さい。
そのうち、消費税(8%)、再生可能エネルギー賦課金、上昇し会社、国民耐えられなくなるだろう。



新電力の発電所稼働

2012年08月20日 | eつれづれ
日本テクノのガス火力が運転 震災後、新電力では初 2012/08/17
震災後初となる新電力の新規火力発電所「日本テクノ袖ヶ浦グリーンパワー」
新電力 (特定規模電気事業者) と電気設備保安を手がける日本テクノ (東京都新宿区、馬本英一社長) は16日、建設を進めていたガスエンジン発電所 「日本テクノ袖ヶ浦グリーンパワー」 (出力11万キロワット、千葉県袖ケ浦市)が本格的に運転を開始したと発表した。 東日本大震災後の新電力による新規発電所運開は今回が初めて。 同発電所は川崎重工業製のガスエンジン14基で構成。発電所設計、機器供給と据え付け、土木工事など建設工事一式も川崎重工が受注した。 投資額は約100億円。 日本テクノは 「今回の運開で顧客への安定供給を担う電力事業者としての基盤が整った」 と建設の意義を強調する。
日本テクノはこれまで主として、電力卸売事業者や卸電力取引所などから販売電力を調達していたが、震災後の電力需給逼迫とそれに伴う取引市場でのスポット価格上昇などを受け、自前の供給力確保が必要と判断。 昨年10月、川崎重工に 「袖ヶ浦グリーンパワー」 の建設を発注した。

発電所の出力は小さいが、これでPPSのお客さんにも供給するシステムを確立。高圧受電設備の電気保安管理と言い常に先取りしています。どんどん委託替えされるのか個人、保安協会の物件かな...。マァそのうち規制緩和が更に進み保安管理の法的規制も無くなる??。