正月、雪で外に出られない時期を利用して、
わずかに残ったCD、DVDを処理(リッピング)しようと
思ったのだが、なかなか捨てられない。
なにせ「オリジナル」だからだ。
「いやいや、原盤をコピーしている点では、ダウンロードと同じだろ?」
と言われそうだが、物としての製品がある、というのは大きい。
CDはWAVとしてリッピングすれば、まったく同じ品質だし、DVDも
ほぼ同じ画質でリッピングできる。
コンテンツとしての価値は同じなのだ。
しかし、私の年代は「給料もらって買ったんだよな」とか
「楽器店で注文して、2週間かかったんだよ」とかが、忘れられないのである。
それを物欲と言うなら、言ってもらってかまわない。
苦労して手に入れて、手元にある、というのがとてもうれしいのだ。
レコードからCDになったとき、分厚いパンフレットがペラペラの紙に
なってとても残念だった。
クラシックのレコードなんて、スコア(総譜)がついていたものまであったのだ。
それが今度は、パッケージすらなくなるのだ。
HDDのビットが反転する(記録される)だけで、俺は持ってるんだあ、と
は、なかなかならないのである。
その点、今の若者はすごいな、と感じる。