いや、撮ってました。
おまけからの格上げです(笑)。
町で出会ったかわいい子(素人)に声をかけて
写真を撮らせてもらう。
もちろん、それ以上のことは、ない。
今の時代を考えると、空恐ろしい限りで
「うわー、よくそんな勇気あるわ」という感じだが、
当時は、そうでもなかった。
当時の女性にとって「写真を撮られる」というのは、
一種のステータスで、「学校の帰りにさあ、
写真を撮らせてって言うから、仕方なくオッケー
したのよ」と控えめに自慢していたものだ。
今、公の場でこんなこと言ったら、いろんな団体
からクレームがきて炎上するだろうね。
幼児にカメラを向けると、親が喜んで、
「○○ちゃん、写真撮ってくれるんだって」
と言ってたんだよ。ほんとだよ。
子供の写真を撮っているのは、
純粋にかわいいからで、それ以外の、
ロリコンとか俗に言う「変なヤツ」はいなかった。
時代は変わったね。
彼女らも今は、子供が小学生くらいだろう。
なにせ、フィルムカメラで撮影していて、
フィルムスキャナでスキャンしたのが
10年前だからね。
俺も、若かったねえ。今?できねえよ。
即、通報だよ。
運動会だって、「親です」という入場パスがないと、
グラウンドに入れない学校がいっぱいある。
その親でさえ、「300mm以上の望遠は禁止です」
とか言われる。
(長いレンズは危ない、という意味もある)
アマチュア舞踏団の発表会。
写真撮影はオッケーなのだが、演出上ストロボ禁止。
照明演出が台無しになるからね。
だから、関係者でまともな写真を撮影できた
人がいなかった。
家族とか友人とか、いっぱい来てたんだけどね。
私は知っていたから、ISO400のフィルムをISO1600
に*増感して撮影。
画面がザラザラしているのは、そのせい。
「ホームページに掲載していいか?」と劇団に
写真を持って問い合わせたら、狂喜乱舞。
「きゃー、○○ちゃんきれいに写ってる~」
「私のないの?」
「私も、ほしい~」
ということで、全員分をプリントして
プレゼント(笑)。
めでたく掲載オッケーになりました。
*写真のブログらしく、増感の説明をしましょう。
ただし、今のデジタル時代では意味ないです。
昔、こういうことをしていた、ということです。
ISO1600が必要な場面なのに、手持ちのフィルム
がISO400しかない、という場合。
マニュアルでISO1600にします。
当然、撮影後のフィルムは2絞り(4倍)アンダー
になっています。
これを現像の段階で、4倍感度を上げて現像
してもらうのです。
追加料金が、かかりました。
プロ野球のカメラマンなどが使っていた
テクニックです。
天文マニアは、「水素増感」とかやってましたよ。