23日に休暇をもらって、1泊2日で行ってきました。
今回の目的は、温泉と水源と米塚。
7月初めの旅行では残念ながら霧で景色を全く楽しめなかったので、そのリベンジ。
九重と阿蘇の山々に思いっきり囲まれて、暑さも仕事もぜ~んぶ忘れて、気持ちの良い深呼吸するぞ~!ということで。
大分自動車道を湯布院ICで下りて、国道をちょっと引き返して水分峠からやまなみへ。
お天気は上々。ちょっと雲が多めの晴れでした。
緑いっぱいの山道を楽しみながらしばらく走った後、長者原(ちょうじゃばる)でお約束の休憩。車を降りて、自然研究路(タデ原湿原)をゆっくりと散策。
いやー、涼しいのなんのって。
ほんの少し、秋の気配を感じました。
さて。写真の紫色の玉のような植物は、九重・阿蘇地方でこの季節に見かけるヒゴタイ(ルリタマアザミ)です。まさに瑠璃色の玉。本当に美しいのです。
虫たちは忙しそう。
とにかく今回の旅は、あくせくせずのんびりと。ということだったので
初日はこの長者原の湿原を2時間近くかけて歩いて、メインはこれだけ。
後はのんびりドライブで、宿のある宝泉寺温泉へ。
素朴でこぢんまりとした、鄙びた温泉郷でした。
静かな空間で、川のせせらぎを聞きながら、ゆったりと静かに時を過ごす。
露天風呂で思い切り手足を伸ばして、星空を見上げながら深呼吸。
いつの間にか、身体中から余計な力がすーっと抜けてました。
そして翌日。快晴。
前回訪れてきょん&あひょがすっかり虜となってしまった「池山水源」へ。
ここの水は・・・本当に清々しく凛として、清冽です。強いくらいに。
心が洗われまくって、とても清く、すうっと軽くなる気がします。
水面に次々に現れては消えてゆく波紋の、なんと美しいことか・・・。
そして今回は、池山水源近くのもうひとつの名水「山吹水源」も訪れてみました。
駐車場から歩くことおよそ5,6分。
途中で、まるでジブリ映画のひとコマのような光景に出会いました。
草木が鬱蒼と生い茂るややうす暗い森の中、木々の隙間から射し込んだ太陽の光が、朽ちた大樹の先端を眩しく照らし出していました。
木には所々からシダが生え、ツタのような植物が絡みつき、新しい小さな命を育んでいて。
天から降り注ぐ光が黄金色に輝いて、それはそれは神々しい姿でした。
澄み切った湧水の美しさも素晴らしかったけれど、この森一帯に漂う、おおらかで優しい息遣いがとても印象的な水源でした。