「大丈夫?」って言うと、「大丈夫」って言う。
「漏れてない?」って言うと、「漏れてない」って言う。
「安全?」って言うと、「安全」って言う。
そうして、あとでこわくなって
「でも本当はちょっと漏れてる?」って言うと
「ちょっと漏れてる」って言う。
こだまでしょうか?
いいえ、枝野です。
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普段は、週刊誌など読まないし買わないけれど
この記事が読みたくて
週刊現代4月16日号を買いました。
福島原発のことは
どう書いて良いのか、何を考えたらよいのか
あまりにも深刻な問題なので
記事に取り上げることも敢えて避けて来ました。
けれど、今回のこの週刊現代は
買って良かったと思います。
ここに書かれていることが全て真実かどうか
週刊誌に対して少々不信感を持っている自分にとっては、若干の迷い?もありますが
少なくとも、TVでは報道されないかなり深刻な情報を得ることが出来ます。
風評被害対策に乗り出したらしい政府。
けれど、なぜ風評被害が起きてしまうのか
その本当の原因を自覚すべきです。
政府の発表が、到底信用しきれないから。
真実を包み隠さず公表しているようには、とても思えないから。
つまりが、政府に対する不信の念こそがその根本。
ある意味、政府が自分で作り出した評価、なのです。
国民の方がよっぽど腹を括っています。
覚悟をしています。
最悪の場合はどうなるのか?
実際のところ、現状はどうなのか?
冷静かつ客観的な真実が欲しいのです。
地方も国もない、地球全体の深刻な問題。
地球上で生活する以上、大気にも土壌にも水にも、本当の意味で境界なんかありません。
どこにも逃げようがないのです。
政府が出来ることは
これ以上の不信を招かないよう、曖昧な会見を一掃し
はっきりと明瞭に真実を国民に伝えることです。
何をしたら良いのか。
何ができるのか。
全ては真実を知ることから始まります。
そういう意味では、原発との本当の闘いは、まだ始まってさえいないのでは?と感じてしまいます。
命がけで被害を食い止めようと作業をされている方々のためにも。
これから生まれよう、成長してゆこうとしている、多くの幼い命のためにも。
曖昧で意味不明な言葉遊びのような政府の答弁は、どうかもう終わりにして欲しいものです。