未だに、換毛期。
数多の抜け毛がふわぁ~っと宙に舞う
悩ましいこの時期。
朝、掃除機をかけた床も
夕刻には
窓から射し込む西日が
新たに舞い降りた白や黒や茶色の細い毛を
キラキラと浮かび上がらせる。
この、終わりのないいたちごっこに耐えられず
無限抜け毛地獄からの解脱を図るべく
とうとう、きょん家にも
ヤツが投入されたのでした。
「ややや・・・!」
早速ニャコムチェック。
ふたりとも
余裕の厳しさで箱を調べていながら
いざ本体を御披露目すると
「!!」
たちまちみなぎる緊張感。
充電後、初めてリビングで起動した暁には
「!!!!!」「!!!!!!!!!!」
半パニック状態でドリフトダッシュ!
一番遠い寝室のベッド下に
全力疾走で逃げ込んだのでした。
・・・ヤバい。驚かせ過ぎたかな・・・
安全な天空の城に待避し
「なんだアイツは?」的な視線をルンバに送るニャコム。
むぅ。イカンなぁ。
このままではトラウマ&ストレスになりそうで、使えないわ・・・
というわけで、ゆっくり時間をかけて
ルンバに慣れてもらうことに。
(中略)
やがて日は流れ・・・
それまでは決して近付こうとしなかった
ルンバが掃除している部屋に
興味津々で入ってくるように。
バリケードの上から監視。
「ヤツは前方で活動中。警戒を怠るな」
そして、今。
ルンバは無害な存在だと完全に認識してくれたようで
慎重派のうみくんも
ルンバのすぐ横を平気で歩いて行ったり
稀にぶつかられても
「あ、なんだお前か」みたいな反応に。
「なんてことなかったよな?」
「えぇ、そうね~」
「ま、そんなわけで。」
お蔵入りにならずにすんだ、ルンバ。
今日もけなげにニャコムの抜け毛を大量に回収してくれてます。
「ま、せいぜいがんばりな」
「ちょっとうるさいわね」
・・・「乗り」はやっぱ、ないかな(笑)