今年もやっていたようですね、24時間テレビ。
結局また一度もチャンネルを合わせることなく終わっていました。
素敵なことだと思うのですよ。
「生きる」というテーマを掲げて、皆が同じ方向を向いて、そのテーマについて考え、さらに力を合わせてひとつのことを成し遂げるその心意気。
なによりも、チャリティーによる多額の募金が集まり、困っている方々のために役立てられること。
殺伐とした世の中に寄せられる限りない善意。本当に素晴らしいことだと思います。
だけどね。
本音で言わせてもらうと、どうしても、単なるひとつのお祭り騒ぎのような印象をぬぐえないのです。
無関心でいるよりは、遥かに良い。
でも、「一時の偽善は、善意の無関心よりも性質が悪い」と感じるのは私だけなのでしょうか。
24時間TVがスタートした当時、ピンクレディーの歌うテーマ曲の歌詞に「・・・ようやく諸君も気がつきましたね/愛することが当たり前なら/愛という字が要らないことに・・・」という一節がありました。番組の内容はともかく、この歌詞は、幼かった当時の私にとても強い衝撃を与えたことを今でも鮮明に覚えています。
ああ、そうか。普段から考えていれば、特にこんな大げさなことをしなくても、皆幸せでいられるんだ・・・。大人はなんて素敵なことを知っているのだろう・・・と。
誤解して欲しくないのですが、これは決して一つの具体的な番組に対する批判ではありません。
そうではなく、肝心なのは、一時的な盛り上がりなんかではなく、普段からそれぞれが周囲の人々や自然やその他諸々の(いわゆる森羅万象)に対して普段どう接しているか、そして、今後どう思いやりを持ち、それを継続しながら向かい合ってゆくのか、そのことではないかということです。
しかも、そんな風に周囲に気持ちを配るためには、自分のことを自分自身が愛していなくてはならないのです。自分を幸せにすらできない人は、周囲の人を幸せになんか到底できっこないから。なぜなら基本的に、人間は利己的な生き物であるから。勿論、私もそうです。
利己的でありながら、決して己のみでは生きていけない。この矛盾のため様々な葛藤や苦悩が生じ、それを少しずつでも克服するためにも、互いの理解や思い遣りや愛情が必要なのではないでしょうか。
たかが24時間TV、されど24時間TV。
うわべだけのお祭り騒ぎで泣いたり笑ったりしているのもそれはそれで良いけれど、もっと身近に貴方だけの24時間があるのでは・・・?
・・・・うーん。ちょっと今日はマジでした。
乱文、お粗末様・・・・・。
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