新年早々から中東できな臭い動きがあったと思ったらば、今度は中国の湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによって世界中が大変なことになっています。こんなときだからこそなおさら、伝教大師様の教えが身に沁みてなりません。
令和となり最初の年賀式が去る1月8日に比叡山延暦寺で催され、宗内諸大徳、政財界、山門出入り方など約350名が参列し新年の門出を祝い、森川宏映座主猊下からのお言葉があり、杜多道雄宗務総長からのあいさつがありました。
また、その年賀式では小堀光實執行から「比叡山から発する今年の言葉」として「一々労不惜(いちいちろうふしゃく)」が披露され、「事態のひとつひとつに労りの心を惜しまずに力を合わせて過ごしたいとの願いが込められている」との意味の説明があり、「文字通り、伝教大師様が徹底して自分を忘れ周りの人たちに尽くす『忘己利他』の思いを込めた一々労不惜をもってこの一年、専心に勤めて参ることをお約束申し上げたい」との決意が述べられました。
今年も伝教大師の教えを実践するためにも、「一々労不惜」の言葉を肝に命じながら頑張りたいと思っておりますので、何卒ご指導のほどよろしくお願いいたします。
合掌
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