天王寺の百日紅(さるすべり)は今が見頃です。私が修行していた京都の大原三千院から分けていただいたもので、25年ほど前から丹精をこめて育てました。私自身が何回も人生を失敗していますから、ひとしお愛着がある花です。阿弥陀経にも7回滑って8回目でうまくいったという話がありますから、祈りの心に導いてくれる花ではないかと思います。天王寺の百日紅は真っ赤な朱が主流ですが、ピンクや白、さらには紫まであります。百日紅は歳時記では夏に属しますが、9月末まで花は咲いていますので、気軽にお立ち寄りください。
こぼれ日にさそはれ見るや百日紅 水原秋桜子
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