目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

大棚沢広場から仏果山・高取山

2014-12-21 | 山行~丹沢・道志

標高 仏果山 747.1m 高取山 705m 神奈川県

2014年12月7日(日) 晴れ

メンバー 私単独

コースタイム 8:15大棚沢広場8:30--宮ヶ瀬越--9:30高取山山頂--10:07仏果山(昼食)10:45--11:38大棚沢広場

山の神はなんと、近所のお友だちと嵐のコンサートチケットが当たったとはしゃぎつつ、金曜から名古屋へ行ってしまった。よって久々の単独行。

朝4:45にセットしておいた目覚まし時計は、鳴らなかった。最近鳴ったり鳴らなかったりだったからしょうがないか。目が覚めたのは、それから1時間も経過した5:45だった。跳ね起きて、1時間遅れで家を出た。高速にあがるとそれほど混んではいない。さすがに行楽シーズンは終わったようで、交通量は減っている。先日東名まで開通した圏央道をバリバリ走った。途中完成したばかりの新しくてきれいな厚木PAに入り、車中で朝食をとる。

カーナビに行き先をセットし、高速を下りる。誘導されるがままに細い道に入っていく。これって最短コースなのだろうかと思いながら、進んでいったのだが、直前を1台まったく同じコースを走る車がいて、妙に安心してしまった。それはさておき、県道60号でことは起きた。カーブを曲がると、はるか前方に警察車両の赤色灯が見えた。ガーン、事故か。車列の後尾につく。遠めにバイクが横倒しになっているのが見える。ボディのへこんだ車も見える。この日はこの冬いちばんの冷え込みで、どうやら路面が凍結していたようだ。自車の前には十数台停まっていたのだが、そのうち先頭のほうの車両がUターンしてくる。ダメか? 少しあせりながらも、待っていると、2台、3台とUターンして去って行く。警察官がこちらに走ってきた。やはりダメだった。

しかたなく引き返して、近くのコンビニの駐車場に車を入れた。大山三峰山に行く予定だったのだが、寝坊もしたし、もうだいぶ時間をロスしている。やめるかと、昭文社の丹沢の地図を眺め、行き先を仏果山・高取山に変更した。お散歩コースだ。

 
左:宮ヶ瀬湖畔の大棚沢広場 右:登山口。バス停がある

歩いたことなのないコースにしようと、宮ヶ瀬湖畔の大棚沢広場に狙いを定めて車を走らせた。あれ、行き過ぎたかなと思いながら、目の前に近づいてきた駐車場の入口を見ると、その名が書かれている! アンラッキーが続いていたが、これで打ち止めと思わせるような僥倖だった。とりあえず登山口を確認しようと車を置いて、車道を歩いた。まもなく登山口の階段を見つけた。よし、今日はここから登るぞと決め、車に戻って身支度を始める。軍手などをはめているうちに、けっこうメジャーな登山口なのか続々と車が入ってくる。8:30寒いなとひとりごちながら、出発した。

 
左:宮ヶ瀬湖を振り返ると、少しだけ紅葉が残っていた 右:高取山山頂

階段を登っていくと、すぐに寒々とした日陰の道に入る。登山道には雪もついていてキンキンに冷えていた。おのずと足早になる。山の神がいるわけでもなく、歩くスピードはMAXだ。そのうち先に出発していた夫婦に追いついた。

宮ヶ瀬越の分岐で、さて高取山と仏果山のどちらを先に登るか、ちょっと迷ったが、やはり低いほうを先にしようと、高取山に向かう。まもなく高取山の展望台に到着した(9:30)。空気が澄んでいるせいか、かなり遠くまで見渡せた。360度の大展望だ。


高取山山頂から筑波山を望む


スカイツリーもくっきりと見えた。中央


丹沢の山々も


ちょっと遠くには奥多摩の山々

名古屋にいる山の神に、行き先を変えて今高取山の山頂にいるとメールを送る。「登山道凍っているんでは?」と返信が来た。凍っているというか、雪が残っている。じっとしていると体の芯まで冷えてくる。テルモスに入れてきた温かいお茶を飲んで、早々に元来た道を引き返した。

  仏果山山頂

宮ヶ瀬越から再び上り。仏果山から下ってくる老夫婦に挨拶をし、いちだんとペースを上げ登っていく。10:07あっという間に仏果山の山頂に着いた。若者グループがテーブルを囲んでくつろいでいる。その奥には、高取山同様、展望台が設置されていて(冒頭写真)、登山者数人でにぎわっている。私はまずは、昼メシかなと、袋麺をザックから取り出して、つくり始めた。その間あとからあとから登山者がやってくる。丹沢のガイドブックには必ずといっていいほど紹介されている仏果山、メジャーなだけのことはある。

 
左:昼はみそラーメン 右:先ほどまでいた高取山を見下ろす

ラーメンをすすって、高取山に続いて展望台に上った。すぐ近くに高取山がこぢんまりと見える。堂々とした大山は先ほどよりも距離が縮まったせいか、間近に見えている。


堂々とした山容の大山

10:45早々に下山開始。宮ヶ瀬越から一気に下る。途中これから山頂を目指す家族連れ2,3パーティとすれ違った。この山だったら、このくらいの時間に登りはじめたほうが、たしかにいいだろう。寒さもやわらぐし、ちょうど山頂到着は昼頃になるだろうから。

11:38大棚沢広場にたどり着いた。駐車場はすでに満車になっていたのだが、どこか空かないかと待っている車が1台いた。急かされるようにザックを車に放り込んで、広場を後にした。

参考:仏果山・経ヶ岳http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/f63092d44163f0d7c8cf56c116e43848

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ヤマヒルに悲鳴、丹沢山

2014-07-12 | 山行~丹沢・道志

000img_7582 標高 1567.1m 神奈川県

2014年7月6日(日) くもり

メンバー 山の神と私

コースタイム 7:15塩水橋駐車スペース7:23--わさび沢出合--8:37林道途中で休憩8:42--9:00堂平登山口--9:28砂防ダム手前指導標9:38--10:14天王子尾根分岐10:20--11:00丹沢山(昼食)11:50--12:56塩水林道出合(堂平登山口)13:05--14:18塩水橋駐車スペース

天気予報を見て、梅雨の晴れ間だと喜び勇んで丹沢に行ったのだが、天気は終始くもり。山頂一体は白いガスに覆われていた。やはりこの時期の山は雲が集まりやすい。

駐車スペースがすぐに埋まってしまうことを事前にネットでチェックしていたこともあり、近場ながら家を5:00過ぎに出発。しかし、途中で朝食タイムに50分も費やしてしまい、到着は予定の時間をオーバーしていた。

中央道から塩水橋へのアクセスは悪い。くねった狭い道を通ることになる。しかも宮ヶ瀬湖から離れると道は極端に狭くなり、すれ違いに難儀することになる。行きは1台だけだったのだが、帰りは何台もすれ違うことになった。行き止まりの道ではないので、たんなるドライブで走っている人もいるのだ。

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左:塩水橋。駐車スペースは10台分くらい 右:林道歩きが長い

虫よけのパッチを貼って、山の神とともに塩水橋を7:23に出発した。長い林道歩きの始まりだ。前を歩いていたおじさんにつられて、いきなり道を間違える。下山路に使う予定だった本谷林道(天王寺尾根方向)に進んでしまう。5分ほど歩いてそれに気づき引き返した。しかも本谷林道は、崩落していて通行止めの標示が出ていた。

野鳥の声を聞きながら塩水林道をいくと、わさび沢出合と小さく書かれた分岐があった。そこへ入っていくとコースタイムを10分短縮できるようだが、2013年版の昭文社地図では、点線になっている。荒れているのだろうか。もともとこのコースに入るつもりでいたのだが、そうと気づかずに通過してしまった。

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左:堂平登山口から上がってすぐの地点 右:天王子尾根分岐。本谷林道通行止めのロープ

9:00堂平から登山道に入る。久々の山行で、寝不足もたたってか、山の神も私も足取りは重い。ここに来るまでにすでに2パーティに追い抜かれた。

へばり気味で、何か口にしようと、9:28砂防ダムの上部を渡る道標地点で休憩にした。ザックを下ろして腰掛けたとたん、「きゃあ!」と山の神が尋常ならざる、どデカい悲鳴をあげた。マムシでも出たか!と思ったら、ヤマヒルだった。山の神がいうには、何かヒリヒリすると思ってパンツの裾をめくったら、茶色くて長ひょろい、ぬらりとしたものが足にへばりついていたと。瞬時に払いのけ、ヤマヒルはどこかにすっとんでしまった。このあたりは夏場に出るんだね。ヒルは血を吸うわけだけど、血が固まらないように酵素を出すから、出血が止まらない。しばらく血止めをしておかなければならない。

10:14天王子尾根分岐に着いた。天王子尾根への道にはロープが張られ通行止めになっていた。先ほどの本谷林道の崩落の影響だ。

 

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左:ブナの原生林が美しい 右:白いガスに覆われ幻想的な風景に

ここからしばらくは、ブナの原生林で落ち着いた雰囲気の森。非常になごみます。山頂に近くなってくると、ガスが濃くなってきた。

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左:山頂にある、みやま山荘 右:ピストンで元来た道をたどる

11:00丹沢山山頂に着いた。若者のパーティでにぎわっていた。どこの山も団塊の世代ばかりなのだが、この山域は例外で若者が比較的多いのかもしれない。

丹沢山といえば、富士山の絶景ポイントでもあるが、目の前は真っ白で、何も見えなかった。あとから来た人たちも、しきりに残念がっていた。山の神とそそくさと昼食をとり、下山開始だ。

 

002img_7586 唯一の鎖場を山の神、下山中

帰路は、天王寺尾根が通行止めになっていたので、予定変更でピストン。また長い長い林道を下ることになった。おかげで翌日には、足の付け根や、お尻のあたりが痛いという珍しい症状が出た。

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左:盛大に咲いていたウツギ 右:アカバナシモツケソウ

登山道には、きれいな白い花が咲き乱れていて、なんだろうと気になって家に帰って調べたところ、それはウツギだった。 通称卯の花。卯月に咲く花で卯の花なのだが(もちろん旧暦の4月で今でいえば5月)、この山域では6月に最盛期になるようだ。ウツギに対抗するように赤い花も咲いていた。鎖のあったガレ場に、アカバナシモツケソウを見つけた。

さて下山タイムは14:18。山の神も私もくたくたになって下山したのに、まだ駐車したままの車が多数あった。ということは、丹沢山のさらに奥、塔ノ岳まで足を延ばした元気な人たちがけっこういたのかもしれない。ただ丹沢山頂で寝転んでいる人もいたが。

帰りの中央高速は、圏央道開通の恩恵か、ここは駐車場かという、いつもの渋滞にはならずに比較的流れているほうだった。今後もこの程度の渋滞であってほしいものだ。

 

参考:当ブログ「丹沢縦走 鍋割山~塔ノ岳~丹沢山~蛭ヶ岳」
http://blog.goo.ne.jp/aim1122/d/20101127

 

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加入道山・大室山

2014-04-05 | 山行~丹沢・道志

000p4242508_2 加入道山(かにゅうどうやま) 標高 1418.4m 大室山 1587.6m 山梨県

2005年4月24日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 8:25西丹沢自然教室8:36--9:25林道終点9:35--10:20白石滝10:30--11:08白石峠11:19--11:40加入道山(昼食)12:20--13:25大室山13:37--14:37犬越路14:47--15:50用木沢出合--16:17西丹沢自然教室

今日も予定より遅れて5:40に家を出発した。途中セブンイレブンで買出しをし東名に上がる。海老名SAで朝食をとり、秦野中井ICで下り、246号へ。快調に来たのもつかの間、右折箇所を見落として時間をロスしてしまう。この頃はカーナビがなかったから、まるで呪われたように同じところをよく曲がり損ねていた。登山口になる西丹沢自然教室には8:25に到着。

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左:若葉が出始め、丹沢にも春の訪れ 右:奥にうっすら白く見えているのが白石滝

身支度をして8:36山の神と歩き始めた。木々はまさに芽吹きだし、若葉が目にまぶしい。春の訪れを感じる道を進んでいく。しかし視線を上げると、山肌の緑はまだまだ少ない。9:25林道終点付近、砂防ダムの木陰で本日第一回目の休憩にした。

9:35再び歩き出す。沢から離れ急坂を登っていくと、10:20白石滝が現れた。水量は少なく、滝といった感じではない。雪解けシーズンの頃は滝らしい滝なのだろうか。

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左:白石峠の指導標 右:白石峠から大室山が見える

急登をひたすら行くと、白石峠だ。山の神はベンチを見つけ、さっそく腰を下ろして地図を眺め始めた(冒頭写真)。ここから加入道山まで0.6Kmと出ている。葉が落ちた木々の隙間から円錐形できれいな山容の大室山が見えた。

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左:加入道山山頂 右:レジャーシートを広げて昼食。背後でもレジャーシートを広げる人が

11:40加入道山山頂に到着し昼食にした。今日は白石峠でやっと人に会って登山者は少なそうだと勝手に思い込んでいたのだが、ここ山頂には大勢の登山者がいた。あとから大学のワンゲル部らしき集団もやってきて、大賑わいになる。道志側からの登山道が整備されているので、そちらから上がってくる登山者が多いのだろう。

山頂は春まだきで、葉がない分眺望は良好だった。

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左:大室山山頂 右:うらさびれた感じの山頂は木が密生している

12:20加入道山を後にする。しばらく下って登り返すと大室山山頂。13:25山頂を踏んだ。加入道山の山頂とは打って変わってここは静寂が支配していた。先着様は一組の夫婦だけで、傍らには、くたびれた山梨百名山の標柱があった。

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左:犬越路避難小屋 右:犬越路で山の神と私

13:37下山開始。下るいっぽう。尾根筋をじゃんじゃん下って、やっと笹深い犬越路(いぬこえじ)にたどりつく。避難小屋があるはずと探すと、樹木の陰にその建物はあった。犬越路の指導標の前でカメラの自動シャッターを久しぶりに操り、山の神と写真を撮った(右上)。

14:47用木沢出合に向けて再び下り始める。ところが途中の沢で道を間違ってしまった。こんなところで間違うとは、油断大敵だ。いったん来た道を戻ってみると指導標が出てきて、ことなきをえた。沢筋を下っていくと、しだいにまた若葉が目に入ってきた。ふたたび春が舞い戻ってきた感じだ。15:50用木沢出合、林道に出る。風が出てきて、肌を刺していく。そうこうするうちに西丹沢自然教室には16:17到着した。なかなか歩きでのあるルートだった。

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絵に描いたような牧場と大野山

2014-03-01 | 山行~丹沢・道志

001p3213100_2標高 723.1m 神奈川県

2006年3月21日(火・祝) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 9:34JR山北駅9:40--10:50登山口上部11:00--大野山乳牛育成牧場--11:45大野山山頂(昼食)13:05--14:20JR谷峨駅

家で朝食をとってからのんびりめに出発した。電車を乗り継いでJR山北駅には9:34に到着。この小さな駅に降り立ったのは、山の神と私以外に、山の格好をした団体が一組だった。団体に先を越されないよう早く行かないとと山の神を急かし駅を後にした。川沿いに桜があって、ほんの少しだけ花をつけていた。

01p3213093_2車道を延々と歩き、小さいトンネルを抜けて右折。やがてログハウスふうの喫茶店カフェ リーフスが右手に出てきた。山の神に、なんかいい感じだね、帰りに寄ろうかといった途端、そうだ帰りはここを通らないんだっけと思い出す。次回大野山を訪れるときには、この道を下山路にしないとだ。

やがて細い道に入り、ようやく山歩きらしくなってきたと思ったら、突然住宅街に出て鼻白んだ。小学校(トイレあり)を越えて、やっと登山道に入る。すでに駅から1時間もかかっている。そろそろどこかで休みたいと、山の神と適当な場所を探しながら上り、ようやく腰を下ろせるスペースを発見した。

11:00再び歩き始める。まもなく目の前がぱあっと開けて、牧場が現れた。地図をチェックしてみると、神奈川県営大野山乳牛育成牧場とある。牧草が青々と芽吹き始めている。しかし、まだ放牧の時期には早いのか、牛の姿はどこにもない。

そういえば、今日はWBCの決勝戦だと思い出し、携帯ラジオのスイッチを入れた。まさに始まったばかりで、1回表1アウト1・2塁、打席には松中が立っていた。キューバのピッチャーは立ち上がり崩れて、日本はこの回大量4点をもぎとった。野球に興味のない山の神を尻目に一人で盛り上がっていた。

 

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左:富士山はかすんでいた 右:丹沢前衛の山々。中央に山の神

車道に出て、すぐに大野山山頂に到着した。11:45。まだ行楽時期ではないせいか、人はまばらだった。牧場の中の山頂だから、広々としていて、かなりの開放感がある。目の前には雲をかぶった富士山。ぐるりと周囲を見渡せて、丹沢湖も眼下に見える。

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左:大野山山頂 右:山頂からは丹沢湖も見える

パノラマの景色を見ながら、山の神と昼ごはんにした。ここから帰りの駅までは1時間半もあれば、らくらく着いてしまうから、ゆっくりとくつろげる。それが近場の低山歩きの魅力でもある。山頂を後にしたのは、13:05になっていた。昼ごはんに1時間20分はちと長いか。

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左:谷峨駅への指導標 右:かすんでなければ海も見える?

山頂にあるトイレに寄って下山開始。見晴らしのいい牧場地帯をどんどん下る。林道あたりまで下ると、暑くなってきた。ぽかぽか陽気のせいだ。つり橋を渡って、谷峨駅には14:20に到着した。

大野山山行は、まさに気持ちのいいピクニックだった。きれいに晴れわたった春や秋にワインでももって再訪したいものだ。

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丹沢前衛の山 日向山

2014-02-22 | 山行~丹沢・道志

000img_1448標高 404.4m 神奈川県

2008年3月9日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 9:26広沢寺温泉入口--9:50日向山分岐10:00--10:30見城山山頂10:40--10:55日向山山頂(昼食)11:30--12:00頃 日向薬師茶屋12:15--13:19七沢温泉入口

久々の電車山行。近場の丹沢だから、ゆっくりめに起床し朝食をとって家を出た。電車を乗り継ぎ、本厚木駅へ移動し、バスセンターから33番の七沢行き9:00発に乗り込む。9:26広沢寺温泉入口で下車。この日の花粉は最盛期で大量飛散していた。そうとは知らず、山の神とともにマスクで鼻をガードし歩き始めた。かぎりなく無謀な行為だった。杉の威力を過小評価していた。山中を歩けば、当然スギ花粉の餌食になる。帰りは鼻がぐしゅぐしゅになり本厚木駅前のマツキヨで鼻炎薬を買う羽目になった。

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左:広沢寺からの分岐 右:弁天岩のクライマーたち

車道を上がっていくと、まもなく分岐に出た。仰々しく指導標がいっぱい出ている。ここで一息いれた。まだ寒いせいか、このコースをたどる登山者は、われわれ以外にはいない。このあたりですでに鼻がムズムズするなと危険を察知していたが、来てしまったからにはもう進むしかない。

右手に弁天岩が見えてきた。なんだあれ、と指差しながら、山の神を振り返った。クライマーが壁にはりついている。まったく知らなかったが、初心者用の練習場のようで、都心から近いこともあって、いつもクライマーで賑わっているようだ。

001img_1450 03img_1453 大釜弁財天

日がほとんど射さず暗い沢沿いの道を進むと、そのうち大釜弁財天が出てくる。ちょっと寄ってみようかと、山の神と鳥居をくぐって、沢へ下りる。昔はここで雨乞いをしていたようだ。

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左:見城山山頂 右:もやっているが展望は良好

車道から登山道に入る。階段が付けられていて、いっきに上っていく道だ。昭文社の山地図(最新版には出ているのかな)には記載されていない、見城山の標示がある。10:30山頂にたどりつくと、人っ子一人いない。見晴らしをよくするために木を伐ったようで、前面に眺望が広がっていた。

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左:日向山山頂 右:日向薬師

見城山から15分くらいで日向山山頂に到着した。老夫婦が一組くつろいでいた。天気予報では温かいおだやかな日和といっていたにもかかわらず、山頂は冷たい風が吹き抜けていく。せっかくの電車山行だからと、ビールをザックに詰めてきていたのだが、飲むにはちょっと寒い。でも持って帰るのもなんだしなと、結局は飲んでしまった。山頂で昼ごはんをとり、11:30下山開始。男ばかりの集団が入れ替わりに登って来た。

下っていくと、梅園が出てきた。ちょうど梅の開花時期で、きれいに咲き誇っている。目の保養をしながら、12:00頃日向薬師の茶屋の「甘酒」(¥200)の文字に吸い寄せられて、山の神ととともにのれんをくぐった。冷えた体には、温かい飲み物だ。生姜の粉末をかけて甘酒をすする。口直しの漬物もうまい。

日向薬師からは、まっすぐお帰りのバス停を目指した。途中登山道っぽい道があって、そこへ入ってみたが、山の神が方向が違うんじゃないのと言い出し、車道へ引き返した。その分時間をロスしたものの、七沢温泉入口のバス停には13:19到着。本厚木行きのバス13:28発に乗り込むことができた。

本厚木に着いて、鼻をぐしゅぐしゅさせながらも、タリーズに入って、シナモンパイとカプチーノをオーダー。山の神もシナモンパイ、そして抹茶オーレ。前回の丹沢電車山行でも、たしかここでお茶して帰ったっけ、と思い出しながら、まったりくつろいだ(注:タリーズ本厚木店は2013年に閉店してしまったようだ)。

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