牛奥ノ雁ヶ腹摺山 標高 1994m 黒岳 1987.5m 川胡桃澤の頭 1940m 山梨県
2004年5月29日(土) 晴れ
メンバー 山の神と私
コースタイム 8:18大峠8:30--9:13赤岩ノ丸近辺9:20--9:40黒岳9:50--(川胡桃澤の頭)--10:50牛奥ノ雁ヶ腹摺山(昼食)11:50--12:43大峠への分岐12:50--13:35大峠
昨年2010年11月に大峠を再訪し、その時は逆側の雁ヶ腹摺山と姥子岳へ行って雪に降りこめられて散々な目に遭ったが、7年前には新緑がまぶしい5月の陽光降り注ぐ、というか暑すぎだった初夏に訪れていた。
駐車場は8:00台だというのに、もう満車だ。たまたま目の前で1台が出ていき、滑り込みセーフとなる。身支度をしていると、タクシーで峠まで上がって来たグループが先に出発していく。彼らも黒岳方面に登っていく。
登山口には「熊注意」の看板が出ている。8:30熊鈴を念入りにチェックして出発する。タクシー組には、すぐに追いついた。追い越すと、いきなり急登になる。しばらく耐えると平らなところに出て、本日の第一回目の休憩となる。
休憩から歩き始めると、また急な登りに出るが、すぐに尾根筋に上がった。黒岳はあっという間だった。休憩地点から20分ほどで9:40山頂に到着。湯ノ沢峠から入り大菩薩へ行くという年配のパーティもやってくる。写真は涼しげに見えるが、結構蒸していて、虫が多く、不快。
左:川胡桃澤ノ頭から見た富士山 右:牛奥ノ雁ヶ腹摺山直下の笹原
黒岳から30分ほどで樹林帯を抜け、川胡桃澤の頭にさしかかる。パッと目の前が開け、富士山を拝める。そこから照りつける日差しに辟易しながら、笹原を登る。無風が続き、暑さにあえぐ。汗がぼたぼたと零れ落ちる。そのうち風が抜けると、もう天使の風のようだった。
牛奥ノ雁ヶ腹摺山には10:50到着。誰もいなかった。駐車場の具合からもっと人がいるものだと思っていたが、どうやら反対側の雁ヶ腹摺山へ行ったのだろう。山頂は貸切状態。貸切はうれしいのだが、何せ暑い。山頂は原っぱみたいなもので、日差しをさえぎるものがない。山の神は雨傘を出し、日よけに使っていた。それだけでも全然体感温度が変わるのだ。おまけに黒岳と同様にハエ、羽虫が大発生していて、手で振り払うのに忙しくなる。
牛奥雁ヶ腹摺山は秀麗富岳12景に数えられている。目の前に見えるのは、堂々たる富士。日本人の心ですな。
11:50山頂を後にし元来た道を戻る。3パーティとすれ違う。相変わらず暑いが、樹林帯に入ると日差しがさえぎられ、だいぶ暑さもやわらぐ。12:43大峠への分岐で休憩し、まっすぐ下山。そのうち雲が張り出してきて、暑さも忘れる。駐車場には13:35到着した。早い下山のおかげで、帰りの高速も渋滞に巻き込まれることなく、スムーズに帰宅することができた。