目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

会津駒ヶ岳

2013-09-28 | 山行~東北

000p9151646_3標高 2133m 福島県

2003年9月15日(月・祝) 曇りのち雨

メンバー 山の神と私

コースタイム 竜ノ門の滝入り口駐車スペース6:19---7:20休憩7:27--8:15休憩8:25--9:13駒ノ小屋9:35--9:50会津駒ヶ岳山頂--10:05駒ノ小屋(昼食)10:35--12:25駐車スペース

前泊はキリンテキャンプ場。4:25に起きだし、早々に朝食にする。体内時計はまだ朝食とはいっておらず、あまり食が進まない。でも、さっさと食べて出発したいところだ。スープでパンを胃の腑に流し込み、5:45キャンプ場を後にした。

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左:竜ノ門の滝入り口 右:滝入り口付近の駐車スペース

車で登山口へ移動してみると、すでに登山者の車で駐車スペースは埋め尽くされていた。少し上へ移動して竜ノ門の滝入り口近辺に車を置くことにした。ここはガラガラで1台の車もない。車を停められて安心したものの、小雨が降っている。テント場にいるときからどんよりとした雲が垂れ込めていて雨が降り出すのではないかと危ぶんでいたのだが、結局雨だ。でもおかしい。今日は予報では晴れるんじゃなかったのか。

6:19小雨がいったん止み、山の神とともに出発した。

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左:登山道に入ると、前にはご夫婦 右:オオシラビソ(?)の巨木

急登の連続に辟易しながらも、まだ晴れてくることを信じて1時間ほど歩いて休憩にした(冒頭の写真)。後ろからは、われわれを追い越していく年配の登山者。ザックを下ろすと、周囲から虫が集まってきてぶんぶん飛び回る。嫌になるほど虫が多い。

巨木(右上の写真)の下で2回目の休憩をとるころには、ガスが出てきた。しだいにそのガスは濃く深くなってくる。天候回復などありえん、もうあかんという諦めムードが漂い始める。でも、こんな天気でもわれわれ同様に登っている人はいて、しかも多い。連休だからということもあるだろうが、皆天候回復を信じていたのだろうか。

005p9151649 会津駒ヶ岳山頂の標柱

ついに小雨になる。雨具をつけて登高をつづけ、9:13駒ノ小屋に到着する。中に入ってみると、登山者がすでに大勢待機中だった。雨が止まないかというかすかな望みをもちながら、皆狭い小屋の中で息をひそめている。

しかし、回復の兆しは一向にみえない。いくら待ってもまったく状況は変わらない。20分ほど様子見して、山の神とあきらめて外に出る。とりあえず山頂へ向かう。本来なら、高層湿原のすばらしい景色を堪能できるはずだったのだが、周囲は白く濃いガスに覆われていた。残念。9:50会津駒ヶ岳の山頂に到着すると、おじさんたちパーティが何も見えねえなあとぼやきながら、たたずんでいた。

006p9151651 晴れていれば、これだけ見えるというが…

山頂には、パノラマガイドが設置されていて、晴れていれば、見える山並みが細かく記されている。もちろんのこと何も見えない。雨の山行は本当につまらない。ただ行ったという事実だけが残るのみで、記憶も印象も薄い山になる。

駒ノ小屋に戻り、軽く食事をとった。小屋にはまだ10人ほどが諦めきれずに残っていたが、まず天候回復は無理だろう。10:35山の神と小屋を後にする。いっきに車の辺りまで下ってくると、なんと晴れ間が覗いている。えっと思って、山の神とほぼ同時に山頂を振り返ると、厚い雲に覆われていた。ホント山の天気はわからない。

下山後は、ガラガラの駒の湯(当時で¥500)の露天風呂に浸かって汗を流し、山びこ山荘で名物の裁ちソバ(つなぎなし)を食べた。少しだけ気分をよくし、帰途についたのだが、東北道に上がると、たちまち渋滞に巻き込まれ、帰宅は23:15頃になった。

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コメント
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