2004年8月1日(日) 晴れ
メンバー 山の神と私
コースタイム 9:03車坂峠駐車場9:15--10:20赤ゾレの頭10:30--10:55黒斑山山頂(昼食)11:45--12:50車坂峠駐車場
ついこの間のことのように思えるのだが、黒斑山山行から、もう10年が経つ。このときは直前まで浅間山の前掛山まで登ろうと山の神と計画していた。しかし浅間山の危険レベルが一段階引き上げられてしまい、前掛山はあえなく登山禁止区域に入ってしまった。というわけで、規制がかかっていない浅間山の外輪山である黒斑山を目指すことになった。
左:車坂峠駐車場 右:スキー場のお花畑。奥にレジャーシートを広げる家族が
5:00過ぎ家を出発。関越の高坂SAで朝食をとり、上信越道へ入る。軽井沢あたりで雨に降られ、これはヤバイのかと思いきや、八風山トンネルを抜けると晴れ。ホッと胸をなでおろし、登山口である車坂峠へ向かう。峠の無料駐車場には9:03に到着した。すでに多数の車が停まっていて、登山者の多さが懸念された。
身支度を整え9:15山の神とともに駐車場を後にした。スキー場のほうを見ると、まだ朝のこんな時間なのにレジャーシートを広げてくつろいでいる家族連れがいた。ハクサンフウロ、シャジン、マツムシソウ等が咲き乱れるお花畑のなかで寝転ぶのはさぞかし気持ちがいいことだろう。
10:20赤ゾレの頭で休憩。切れたった稜線に目をやると、色とりどりの登山者のウエアが連なっている。やはりすごい人出だ。トーミの頭は、これでもかというくらいの大勢の登山者でごった返していた。
黒斑山山頂には、10:55到着。なかなか記念撮影ができないので、人が撮っているところをそのままパチリ(冒頭)。
間近に見えるはずの浅間山は、しばらくガスの中だったのだが、その方向から人の声が聞こえてきた。登山禁止だけれども、やはり無視して登っている人はいるものだ。山の神と昼食をとっていると、そのうちガスがサアっとはれて、浅間山がその巨大な山容を現した。黒々とした山肌。その黒い肌に這い上がってくるように見える緑、まさに壮観。よく見ると、登山道が一筋、斜めにその山肌に刻まれていて、登山者が登高しているのが見えた。
黒斑山の奥を見渡すと、外輪山だ。ナイフリッジは人を寄せ付けない鋭さを見せていた。浅間山の麓に視線を移すと、今度はミニチュアのように見える針葉樹の森が広がっていた。なにかメルヘンチックな眺めだ。
11:45下山開始。来た道を戻るだけだが、ガレた足場の悪いところは慎重に下った。12:50車坂峠の駐車場に到着。ザックを車に積み込んで、山の神にお茶していこうと提案すると、大賛成。高峰高原ホテルのカフェラウンジに入り、カフェ・ド・アイス(ホットコーヒーとバニラアイス)をオーダーした。当時で¥630。ラウンジでゆっくりくつろいで家路につく。関越の渋滞はそれほどでもなく、早めの帰宅となった。