2019年5月3日(金・祝) 晴れ
いよいよ今回の山旅も終わりに近づいた。広島県民の森のキャンプ場を6:30頃出発し、一路倉敷へ向かった。途中中国道の大佐SAに立ち寄り、朝食をとる。
倉敷の市街地に入ったのは9:10だった。9:00前に着きたかったところだが、市営芸文館地下駐車場に入ると、ラッキーなことにまだ停めるスペースはあった。まもなく満車になったようだ。
大原美術館エントランス
車を無事停められてひとまずは安心。山の神と倉敷川沿いを歩いて、倉敷訪問の最大の目的地、大原美術館を目指した。しかし近くまで行って唖然とした。すでにこの時間にしてエントランスに長い行列ができていたのだ。しばらく待って中に入れたが、館内はすごい人だった。
展示作品はうわさに違わずすばらしいと書きたいところだが、残念ながらこれはという作品にはめぐり合えず、お隣の東洋館へ移動した。ここで久しぶりに棟方志功の版画に出合えて収穫だった。その後、分館の現代美術も見て外に出た。
左:倉敷珈琲館の酸味の効いたブレンドコーヒー 右:美観地区を散策
昼には少し早い11時台だったが、空いているうちに食べてしまおうと、山の神とうどん屋に入った。つるつるとのど越しのいい冷たい麺を食した。まあまあかな。うどんだけに客の回転の早い店で、ゆっくりもできずすぐに店を出る。近くの倉敷珈琲館に居場所を移し、香り高いコーヒーを中庭で堪能した。
コーヒーでくつろいだ後、倉敷てくてくマップを片手に街に繰り出した。ぶらぶらと美観地区のお店を見て回り、アイビースクエアへ向かう。ここで山の神が必死にお土産を探している間、私はくたびれて腰をかけられる場所を探しまわり、ようやく見つけた椅子にどっかと座って休憩していた。
左:アイビースクエア入口 右:倉敷川を行き交う観光用川舟
その後JAPAN BLUE JEANSなどの店舗を覗き、やはりメンズは少ないなと肩を落としながら、倉敷川を渡ってデニムストリートへ向かった。
倉敷川沿いはいつの間にか人だかりができていて、たいへんな賑わいになっていた。テレビのクルーも来ていて、カメラを回していた。やがて川舟が下ってくる。「くらしき藤物語 第39回ハートランド倉敷」のメインイベント、川舟流し「瀬戸の花嫁」だった。昔はこうしていたのかと郷愁を感じつつも、小柳ルミ子の歌を思い出していた。
左:瀬戸の花嫁 右:和気鵜飼温泉
話は前後するが、瀬戸の花嫁を見る前にデニムストリートどん詰まりのメンズ向けの店に行き、ジャケットを購入した。23,000円也。なかなかのお値段でちょっと躊躇したものの、こういう買い物は最後はえいやの気合いだ。でも買ったはいいけれども、その後デニムジャケットを着るような涼しい気候にはなっていない。
さて時計を見るとまだ13時台で日差しが厳しく暑い。どこかで冷たいものでも飲もうかと山の神に提案すると、大原美術館分館を出たところにあった喫茶店なら空いていていいかもと山の神がいう。先ほど午前中に曲がって来た道を戻っていく。予想通り席は空いていた。そこで山の神がアイスティ、私がアイスカフェオレをオーダーしてのんびりと休憩。店内には藤田まことさんが生前何度も訪れたようで、写真が飾られていた。
14:30駐車場に戻り倉敷を後にする。さすがにGWだけあって、すぐに渋滞にはまってしまった。20分くらいほとんど動かない状況を耐え忍び国道2号に入ると、今度はウソのようにスイスイと進む。16:00本日のお宿、和気鵜飼温泉にチェックインした。
岡山といえば、デニム
この宿は日帰り湯を21:00までやっているので、温泉は人が多すぎてくつろげないのが玉に瑕だ。でも食事はよかった。高級食材を使っているわけではないにもかかわらず、工夫を凝らした献立で充実していた。〆の筍ごはんが印象に残っている。