市道山 標高 795.1m 醍醐丸 867m 東京都
2011年1月23日(日) 晴れのち曇り →
メンバー 山の神と私
コースタイム 9:08和田峠9:18--10:00醍醐丸10:12--10:50刈寄山分岐手前ピーク休憩10:58--11:17市道山山頂11:20--12:18醍醐丸手前のピーク(昼食)13:00--13:30和田峠
水上方面へスノーシューに行く予定だったのだが、雪のち曇りの天気予報だったので、前夜に急遽計画を変更した。臨機応変に行き先を変えられたのは、以前ここへの計画をして駐車場代とられるのは、バカらしいといったん見送っていたからだ。
さて、その駐車場代、ふだんは¥600とられるようだ。ただし、この日はシーズンオフのせいか和田峠の茶店は閉まっていて、その前にある広々とした有料駐車場は、入れないように鎖がかけられていた。われわれは、茶店の道挟んだ真向かいの駐車スペースにとめた。茶店の反対隣にも駐車スペースはある。トイレは有料(¥100)で、われわれのとめたスペースに設置されていた(左下写真の中央付近)。二つあるうちのひとつは鍵がかかっていて使用できず、紙なし、水なしだから、それなりの用意を。
それから、もうひとつ注意点。陣馬街道は現在法面の工事中で、一般車両が通行できるのは日曜だけになっている。
左:道をはさんだ反対側に大きな駐車スペースがある 右:明るい登山道。樹間から富士山が見える
9:18歩き始める。駐車場横から車止めのある未舗装の道へ入る。きちんと道標が付けられており、「醍醐丸・生藤山」を指し示している。ちょっと歩くと、なぜか舗装された立派な道になり、左に山に分け入っていく登山道が付けられている。最初は暗い杉林、登っていくと今度は、葉が落ちて明るい雑木林となる。樹間越しに遠望すると、右手に八王子(?)の街並み、左手に富士山が見える。
急登の末に10:00醍醐丸到着。あいにく日陰で、さむ~い山頂だ。和田峠で-3℃だったから、ここはもっと冷えているのだろう。じっとしているとどんどん冷えてくる。さっそく持ってきたテルモスの温かいお茶を飲む。山頂は北面が開けていて、奥多摩の山々の稜線が見える。
醍醐丸からは長い吊尾根のアップダウン。杉林になったり、雑木林になったり、樹相は交互に入れ替わる。杉林は味気ないが、落ち葉を踏みふみ歩く雑木林は快適だ。
左:林道造成地点からすぐの休憩ポイント 右:刈寄山からの道と合わさる市道山分岐
醍醐丸からだいぶ下ったと思しき頃、ガゴンガゴン、ドッカンドッカンと工事の機械音がにぶく響いてきた。日曜だというのに、作業員が1人で林道を延伸すべく、ガリガリと斜面を削っていた。こんなところに林道をつける必要があるのだろうかと思ってしまうが、どうなんだろう。この登山道直下に真新しい林道を造成していた。工事現場を過ぎてすぐ、ちょっとしたピークで2度目の休憩10:50。
直後、斜面につけられた崩れかかった登山道を越えて、 刈寄山からの道と合わさる市道山分岐に出る。前方で年配の女性が2人楽しげにおしゃべり中だ。和田峠方面からも登る人も結構いるのだ。ピストンで下山時には単独で登ってくる人と何度もすれ違う。
市道山山頂には、11:17到着。団体さんや年配の3人グループ、そして後から登ってきたおじさん2人組がいて、狭い山頂は満員状態。立錐の余地なしといった感じ。みな南面の開けた方向を凝視し、ああ、スカイツリーが見えると感嘆の声をあげている。ずうっとその方向を見つめていると、輪郭がおぼろげながら黒い縦線として見えてきた。
山頂があまりにも混み合っていたので、11:20「いちみちさん、スマンネ」と早々に辞去して下山。スタスタと元来た道を戻る。なかなかのペースで歩いていたら、山の神からクレームが! 休んでないから疲れたよ。たしかに。下山開始は時計を見たら11:20だったから、まだ小1時間くらいしか歩いていないと思っていたのだが、そういやザックを下ろしての休憩はずっとしていない。山頂では腰を落ち着けるまもなく、写真だけ撮って下りてきてしまったし。
目の前のピークで昼飯にしようと、急な上りをいっきにあがって、12:18ようやくザックを下ろす。足元に転がっていた丸太に腰かけて、コンビニごはんとなる。寒いときには、なんといっても湯気がほかほか出ている「豚汁」だよねえ。でも大気が相当冷え込んでいるから、冷めないうちに早々に食べないとだね。
弁当を広げたのは醍醐丸ひとつ手前のピークだった。目と鼻の先の醍醐丸から2組の山岳ランナーがやってきた。このルートで山岳耐久レース(上のほうの市道山分岐の写真参照)をやっているから、トレーニングで走る人は多いのかもしれない。かなりきついと思うのだが。
13:00体が冷える前に出発して、隣の醍醐丸へ。そして和田峠へと下る。13:30駐車場に到着した。峠の茶屋のベンチには陣馬山から来たらしい人が、ラジオを聴いていた。