鹿倉山 標高 1288.2m 大寺山 960m 東京都
2002年3月24日(日) 晴れのち曇り →
メンバー 山の神と私
コースタイム 9:28バス停役場前--9:50マリコ橋10:00--10:45大丹波峠10:50--11:30大菩薩ビューの稜線--11:55鹿倉山山頂(昼食)12:45--13:40大寺山13:55--14:30登山口
山頂に金色の仏像が安置されている大寺山を訪れたのは、もうはや10年前になる。突然現れるインドふうの純白の仏舎利塔には度肝を抜かれた。このインパクトはすごい。おそらく誰が行っても、脳裏に焼きつけられることは間違いない。
この山行は電車を利用した。縦走するし、電車だと一杯やれるからと単純明快な理由からだ。とくに後者は重要で、車山行がつづくと、そろそろ「下山後のビール」かという気分が昂揚してきて、目の前にちらちらビールが現れてくる。アル中か!? でも、2002年の手帳を見ると、このときの直近の山行も電車だったりする。
JR奥多摩駅で下り、バスに乗り換え、青梅街道を進んで、役場前で下車する。距離のせいもあってバス代は¥980と結構な額になった。同じバスに乗っていた年輩の夫婦が先行して出発していく。山の神と私も遅れて車道を歩きだす。たちまち体は温まり、マリコ橋でウェアを1枚脱いだ。ついでに早くも一服タイムとなる。
林道が通っている大丹波峠には10:45に到着し、水分補給をする。杉木立の薄暗い峠だ。ここから稜線にあがり、11:30大菩薩が一望できる気持ちのいいビューポイントで再び休憩をとった。
まだまだ先だと思っていた鹿倉山山頂は、そこから歩き出すと、あっという間に着いてしまった。土がむき出しになっていて、一面霜柱で覆われていた。着いたときには誰もいなかったのだが、霜柱がだいぶ踏みつけられているから、もう何人もの登山者がここを通過しているのだろう。
そのうち朝のバスに同乗していた団体さまが山頂にやってきた。われわれとは逆にコースをたどり、深山橋から上ってきている。昼時の山頂はたちまちにぎやかになった。おにぎりを食べはじめると、上空では雲が広がりはじめていた。日差しがなくなると、冷たい風が身にしみる。雲間からふたたび日が差してくると暖かいのだが。
12:45 鹿倉山山頂を後にし、小1時間ほどで仏舎利塔に到着した。いきなり異世界に放り込まれた感じになる。建物の裏手からぐるりと回り込んで、獅子のいる正面の階段を上がっていくと、塔の周りに配された仏像を拝める。山の神ともども、何だろうね、これは? なぜここに?と首を傾げながら、バブリーな金ぴかの仏像を見て回った。
13:55仏舎利塔を後にし、下山開始。14:30には登山口に到着した。帰途、古きよき雰囲気をもった建物で郷愁をさそう蕎麦屋陣屋に立ち寄る。山の神とともに、刺身こんにゃくをつまみにビールで乾杯する。下山後の一杯はホント格別だ!
店を出て、深山橋15:15発のバスに乗り込む。帰りの電車は奥多摩駅発16:04となった。
参考 西東京バスhttp://www.nisitokyobus.co.jp/rosen/lib/objects/20120401_hiking_okutma.pdf