釈迦ヶ岳 標高 1641m 神座山 1474m 大栃山 1415m 山梨県
2007年4月15日(日) 晴れ
メンバー 山の神と私
コースタイム 8:10檜峯神社駐車場8:25--9:28稜線9:40--10:00釈迦ヶ岳山頂10:17--11:25頃 神座山(昼食)12:10--12:30トビス峠--13:05大栃山13:17--13:55檜峯神社
家を5:35に出発。途中コンビニで買出しをし中央道に上がる。談合坂SAで朝食をとり順調に車を走らせ高速を下りた。国道137号線に入ると、桃の花の濃いピンクが連綿と目に飛び込んでくる。まさに春真っ盛りだ。桃に気をとられていたわけではないが、いつのまにか檜峯神社への曲がり角をやり過ごしていて、カムイみさかスキー場に出てしまう。引き返して神社に向かうと、今度はゲートがあって入れない。事前の下調べでは神社まで行けるはずだった。おかしいなといったん下り、ちょっとしたスペースに車を入れると、そこに「御用の方はゲートを上げてお入りください」とあった。やっぱり神社まで上がって行けるのだとうなづいて狭い林道を進んでいくと、あった。すでに何台も車が停まっていた。
左:檜峯神社駐車場 右:釈迦ヶ岳登山口
8:25山の神と身支度を整え出発した。林道を少し下ったところに登山口があった。なだらかな樹林帯の道を登高する。そのうち急な上りに変わり、しばらく耐え忍ぶと稜線に出た。山の神は寝不足のせいかバテ気味で動きがだいぶ緩慢だった。少しエネルギー補給をして、釈迦ヶ岳の最後の急登を行く。
左:釈迦ヶ岳直下のハイマツ帯 右:釈迦ヶ岳山頂
釈迦ヶ岳山頂には10:00に到着した。すでに6,7人がいて、展望を楽しんでいた。岩場の山頂には二体の地蔵が鎮座していて、その向こうには麗々しく雪を冠した富士山が見える。目を転じると、南アルプスの山々、そして甲武信、金峰まで見渡せる。まさに絶景。
釈迦ヶ岳山頂から富士山を望む
左:赤いおべべのお地蔵様たち 右:雪を冠した南アルプスの峰々
10:17山頂を後にし、尾根伝いに神座山へ向かう。冬枯れの木々を縫って落ち葉を踏み踏み進む。今は趣があっていい感じの道だが、葉が生い茂ってくれば見通しは利かなくなるし、風も通らなくなり、たちまち蒸し蒸しする道に早変わりしそうだ。
左:神座山山頂 右:神座山でレジャーシートを広げて昼食
途中道標どおりに行けばいいものの、変に勘ぐって失敗した。でもさしたるロスにはならず11:25神座山に到着。山頂は団体20人くらいが占拠していて、居酒屋のようなにぎやかさだった。なるべく団体から離れた端っこで山の神と昼食にした。
左:いったん下りトビス峠 右:大栃山山頂
12:10神座山山頂を後にし、トビス峠に下る。そこから再び登り返して13:05ようやく大栃山山頂に到着する。山頂までに3グループとすれ違って人の多い山だと思ったのだが、山頂にもさらに2組の夫婦がいた。意外にも人気の山なのだ。
大栃山山頂からは甲府盆地が見渡せる
大栃山を出たのは、13:17。そこから檜峯神社へ下った。神社の社殿はかなりご立派で、思わず山の神とともに参拝する。裏手には注連縄が張られ、神木としてあがめられている大杉がある。
檜峯神社の大杉
14:15頃神社を後にする。今回は桃の花や富士山ビューもよかったし、お地蔵様も味があって、なかなか見所が多くバリエーションに富んだ山旅になった。山梨百名山のなかでも見所の多い指折りの山なのかもしれない。帰りの高速はそれほど渋滞に巻き込まれることもなく、16:00すぎには高速を下りていた。
花鳥山なんて、名前を聞いただけで、風流な気分になれます。風月山もあればもっといいですけどね。