目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

六甲山縦走Part1~摩耶山

2011-05-08 | 山行~関西

摩耶山 標高 698.6m 兵庫県

2011年5月3日(火) 曇り一時雨 -

メンバー 山の神と私

コースタイム 阪急王子公園駅11:40頃--(神戸高校)--12:43展望台(昼食)13:05--上野道--14:08摩耶山史跡公園(天上寺跡)14:18--14:50掬星台15:05--(オテル・ド・摩耶--サウスロード)--16:45六甲山ホテル

羽田から伊丹にひとっ飛びと簡単に思っていたが、空港内の荷物、所持品のチェックが最近はやかましいから、だいぶ待たされたし、天候のせいか前の飛行機が遅れていて、滑走路が渋滞していた。時々轟音をたてて、はるか向こうで飛行機が飛び立っていくのだが、目指す滑走路にはなかなか着かない。ずっとスクリーンに映し出されていた直前の飛行機が目の前で離陸し、ようやく順番がまわってきた。離陸は予定の9:00から20分遅れとなった。

伊丹には多少リカバリーして10分遅れの10:10に到着。モノレールから阪急に乗り換え、王子公園駅には11:40頃到着した。駅前のコンビニで買出しをして、さあ出発。当初は駅前で昼飯を食べてから出発と計画していたが、まったく腹が減っておらず、計画変更とあいなった。

 

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左:住宅街に入る 右:登山口にある観音様

駅前の歩道では家族連れが目立った。王子公園に行くんだね。山の神と私は、川沿いの道を北上していく。そのうち狭い道になり、住宅街に。どんづまりを右折し、神戸高校をめざして左折。立派な歴史のありそうな建物だ。サッカーの練習試合をしていて、応援の鳴り物がにぎやかだ。この高校を右へ回り込んで、霊園のほうに進む。観音様のところから登山道が始まる。

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左:展望台から神戸の街を望む 右:四丁にあるお地蔵さん

山道を少し登ると、すぐにテーブルとベンチの置かれた展望台が出てきた。ごはんだよ~と言われているようで、ザックを下ろす。コンビニで調達した関西限定とおぼしき味付海苔のおにぎりを食べる。うまい。神戸の街が見下ろせるちょっとした高台だが、街は白くかすんでいた。

天気が今イチのせいか、すれ違う人はまばらだ。またこんな時間に登っていくのはわれわれだけかと思いきや、途中で若者グループに抜かれる。でもこの若者たちは四丁と刻まれた石柱のあたりで休憩していた。その後会わなかったので、そこまでのハイキングだったのか。登山道に面してお地蔵さんの祠があった。

 

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登っても登っても階段が

山門を越えると、階段攻撃だ。どこまでもつづく階段。いったいいつ終わるのだ? ちなみにこの階段を下っている人は見かけたが、上っているのは、山の神と私だけで他にはいなかった。14:08上りきって、天上寺跡に着いた。寺は昭和51年の火災で焼失し、現在はオテル・ド・摩耶のご近所に引っ越している。

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左:山桜が咲いていた摩耶山史跡公園(天上寺跡) 右:石丸猿田彦大神・天狗岩大神

14:18再び歩き始める。 15分くらいで朱色の鳥居が現れた。この鳥居の奥80メートルくらいのところに摩耶山の三角点があるらしい。

08img_4729 002img_4724 広くて快適な掬星台

オテル・ド・摩耶方向への道がよくわからず、右往左往しているうちに掬星台(きくせいだい)に着いた。とりあえず、展望を堪能して休憩してからだと、まず自販機でコーヒーを買って、手ごろなベンチに腰かけた。神戸の市街地は、先ほどよりもさらに白く煙っている。かたわらでは愛犬を連れた観光客たちが優雅にお散歩している。15:05トイレに寄って出発。

つつじが咲き誇る道を進むと、オテル・ド・摩耶が見えた。去年リニューアルしたばかりで、きれいでおしゃれな感じだ。でも今宵は、ここには泊まらず、もっと先へ進む。新しくなった天上寺を過ぎ、山道を下りはじめると、それがアゴニー坂。カタカナの名前が付いているが、これといって特徴のないタダの坂。このあたりで、雨がポツポツ落ち始めた。

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左:つつじは到るところで花をつけていた 右:ガーデンテラスから戻るとライトアップしていた六甲山ホテル

車道を歩き始めても、小雨ながら雨はやむ気配がなく、仕方なくザックカバーと帽子を出す。 自然の家を過ぎたあたりで、雨はようやくあがった。でもそこには、かなり急な上りの登山道が待っていた。ガシガシ上ると、がっかりするくらいすぐに下り。分岐に出て地図を見ると、右へ行くと遠回りに見えるサウスロード。車道歩きよりはいいかと、そのくねくね道に入る。ここでもつつじが咲いていて、思わぬお土産だ。でもあっという間にまた味気ない車道に出てしまう。

16:45頃、六甲山ホテルにチェックインした。昭和4年築という昭和モダンの建物。1泊朝食付きのプランにして、晩飯は六甲ガーデンテラスへ繰り出す。ホテル駐車場にあるバス停からガーデンテラス行きのバスが出ている。7分ほどで到着。おみやげ屋をのぞいた後、お目当てのグラニットカフェへ行くと、ちょうどお客さんで混み始めるところだった。お店から見る神戸の街並みは相変わらず白くかすんでいた。

料理はスズキのポワレをチョイスし、パンともどもなかなかの食事にありつけた。ただしグラスワインは今イチだったが。食事後、六甲山ホテルに戻り、21時頃バーへ。日が落ちるまでは白かった神戸の街は、きれいな夜景と変貌していた。その夜景をめでながら、バーボンのオンザロック。いつもの焼酎 at 山小屋とは違う、味わい深い夜となった。

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