Part1の続き 山小屋は素泊まりにしたので、自炊。モモンガ登場は、日が暮れてからなので、それまでに食事を済ませてスタンバイだ。山小屋には、モモンガ、ヤマネ、ヒメネズミ様用の入り口ができていて、小屋の主人いわく、あそこから小屋の中に侵入してきて、撒いてあるひまわりの種を食べると。
持参したウィスキーをチビチビやっていると、来た。ヤマネ登場。続いて外の餌台にも。
ひまわりの種プールで浴びるほど食いまくるヤマネたちを、私が写真に収めるかたわらには、取材の人がいた。立派な三脚を立てて、立派な一眼レフで連写している。ちゃんとしたカメラじゃないと、やはり瞬間をでっかく切り取れないわな。私の写真はいいアングルを狙いすぎて、ブレたり、ピンボケしたりが多かった。
山の神は私の真似をして隣でウィスキーをちびちびやりながら、かわいいと連発。
モモンガも登場。なかなかこちらを向いてくれなかった、含羞のモモンガが振り返ったところを激写。
ヒメネズミも小屋内に侵入してきていたが、すばしっこくて結局撮れなかった。
そんなこんなで夜も更けて、21:00すぎ、われわれは2階の部屋へ。今日の泊まりはわれわれと取材の方2人の計4人でがらがら状態。ゆっくりとスペースを使えてラッキーだ。
9月8日5:30頃起床。周囲はガスっていて白い。昨日のモモンガ、ヤマネの餌台には、リスが来ていて朝食。われわれも朝食を済ませ、6:50山彦荘を出発。また行くからね。
7:35根石山荘に休憩目的で立ち寄ると、休憩¥100との張り紙が目に入った。即小屋を出る。すまんね小屋の人……。外は相変わらず白くて冷んやりしている。
7:55根石岳山頂。白いママ。眺望なし。山頂をすぐに後にして、分岐からまっすぐ来た道を戻る。本沢温泉9:20。休憩。
鼻唄気分で登山道を歩いていると、突然轟音。戦慄が走る。山の神と思わず顔を見合わせる。北朝鮮が攻めてきたかっとまでは、思わなかったが、土石流でも起きたかと吃驚して、一目散に山の神とダッシュ。みどり池に来ると、登山者数人が山の斜面を見上げていた。また轟音。山の上のほうの岩が剥落していく。すさまじい音があたりにこだましていた。
音の源がわかり、身の危険がないとわかると、ホッとして大休止。休憩場所のしらびそ小屋では、リスを目撃。軒下の切り株にかけあがってきた。八ヶ岳は動物が多くて楽しい。
下山は11:55。帰途稲子湯に寄って、汗を流す。湯船は小さいので、人が多いとストレスかも。カラン3つ。¥600
中央道はスイスイ。平日昼間だからね。都内に16:30着。モモンガ目的の山行というのもたまにはいいものだ。