皆さま、こんにちは!
早速ですが、私のお気に入りの毎週連載「新・心のサプリ」海原純子さん(心療内科医)著
の5月12日号で、興味深い内容がありました。
自身の体験でも、講演会の最中 何百人の聴衆の中で、あくびをしたり
つまらなそうな顔をしている人がいると、すぐ目が行ってしまう。そんな時
その一人に影響されて仕事の出来が悪くならないよう「冷静かつ客観的な視点」を
とることを心掛けている。また心療内科医として、職場やご近所等、日々の
付き合いの中で、あの人さえいなければ・・・といった悩みを持つ人が訪れると
「人間関係の中で すべての人と上手くやっていきたいという完璧主義を手放さないと
いけませんね」とアドバイスしてきたが、そもそも、なぜ私たちは、「その一人」に心をとらわれ
気にしてしまうのか?という点について、最近興味深い研究を見つけた!という内容です。
研究内容は下記の通り。
脳は怒った顔を大勢のニコニコ顔の中から優先的に見つけ出すメカニズムを
持っている。人間に限らず動物の脳には、悪いニュースを優先的に見つけ出し
処理する能力が組み込まれていて、コレが生物が生きのびるための
危険回避のメカニズムになっているという。
なるほど、たった一人に言われた悪口や悪い評価がずっと気になっているのは、
自分の心が狭いわけではなく、人間が生きのびるために必要だった脳のメカニズム、
つまり危険回避の仕組みによるものなのか!と思うとちょっとホッとしませんか!と
海原さんはおっしゃっています。
私、大いにホッといたしました(笑) 自分の了見が狭いのか…と自己嫌悪に
陥ることも人並みにあり、この感情が、自然の摂理だと思えば、「その一人」の
ために、さらなる悪いことを連想したり気分が落ち込む負のスパイラルに
ハマることも断ち切れます!
人間、やはり考え方は大事ですね。こういう分野を研究されている方は
どのような実験や研究を経て、このような結果を導き出されているのか!
という点にも、大変興味がわきますが、まずは、この結果を、私の人間関係の
礎として、日々穏やかに過ごしていきたいです。