アートインナガハマ★スタッフのブログ

毎年10月の第一土・日曜日に開催の「アートインナガハマ」のイベント情報をお知ら致します。

安楽死について、もっと議論していただきたいです

2020-08-15 20:51:04 | 個人の意見

皆さま、こんばんは。いつもは7・8月はアートインナガハマの出展者を選考し

合否通知やその後の出展料払い込み案内はじめ、数々の事務作業に追われ

お盆休みはない勤務体制なのですが、今年はコロナ感染拡大を受けて

アートインナガハマ出展者の募集も中止し、まだ開催の形式も確定していない状態。

ということで、今週一週間を含め前後の土日を入れて9日連続の長期休暇となっています。

ですが、なんといってもその原因となっているのがコロナ感染拡大防止のため!

なので、どこにも行けず、また子供の帰省も叶わず、家でゴロゴロしてゆっくりと

過ごしています

さて、本日はタイトルの内容について、私のモヤモヤとした気持ちを

記録しておこうとブログを書いています。

もう皆さんご存じだと思いますが、先日難病ALSの女性患者がネットを通して

依頼した医師2人によって薬物により死亡した事件について。

医師2人は「嘱託殺人容疑」で既に逮捕されています。

そしてその件について、自身が医師でALS患者の竹田主子さんの寄稿文が毎日新聞に

載りました。その記事を読み、私なりに色々感じることがありました。

今回、逮捕された医師が行った行為と安楽死の是非については、分けて考えないと

いけないと思います。

その上で、竹田医師の記事では、安楽死の法制化には反対の立場で意見を述べられています。

医師でありながらALS患者となってしまった特別な立場の方(かた)の意見です。

私がモヤモヤしているのは、ずばり「安楽死」についての考え方です。

個人の価値観が多様化し、その価値観を尊重する方向で世の中が変化してきている中、

人の死生観については、未だに議論が進んでいないと感じます。

私は、母が2012年に亡くなった時、初めて大事な人の死に直面し、自分の死について

じっくり考えました。そしてエンディングノートというものを買って、私の気持ちを

書ける範囲で記入しました。2015年に父が亡くなった時も、父の死を見届けたあと、

またエンディングノートに書き足しました。

その中には「延命処置について」といった項目や「介護」「葬儀」といった項目等

チェック項目にチェックを入れたり直筆したりしました。

それぞれの項目については、個人の考え方がそれぞれあり、何が正しいというものでは

ないと思います。

今回、51歳のALS患者が日々進行する難病を前に、自分の人生の最期の迎え方を

自分で決めた!この決断について、正しい・正しくない、または良い・悪いと

判断することなのか・・と私は思うのです。

それよりも、この事件を『自分の生き方や病気との向き合い方、そして最期の迎え方を

考える』きっかけにしてほしいです。

以前『アスリートの引退』というタイトルで意見を述べましたが、

まだまだできるのではないか?という人が現役引退を決めても、誰もその決断を

批判できないのと同じで、辞めるタイミングは本人のモチベーション次第で

成績や年齢ではないという事を、私たちは理解しています。

そういう柔軟な考えを、人生の送り方についても理解し合えたら、

『安楽死』について議論が進むのではないか。と思うのです。

NHKスペシャル「彼女は安楽死を選んだ」という番組を以前見ました。

『安楽死』というテーマについて避けるのではなく、様々な立場の人たちが

意見をぶつけ合って、色々な考え方が尊重される国になってほしい…

今回は、私のモヤモヤとした気持ちを整理するために書いており、

まったくの個人的な話題&個人的な意見ですので、その点だけご理解ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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