セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

真夏の大掃除

2010-07-25 | セカンドライフ
     
   自転車置き場は男性の力が大、総勢25名参加                

朝から恒例の住宅の大掃除が始まった。
「夕べは寝苦しかったね~」「毎日寝苦しくて睡眠不足~」など、それぞれに挨拶を交わし掃除はスタート。

先ずは自宅の壁、廊下磨き、拭き掃除をし、5階から順々にホースで水を流しながら階段を
デッキブラシでこすり一階まで下りて、共同部分の場所や外階段を全員で・・・と言う作業の流れ。

隣のMさんはいつも「私は年寄りだから動きが遅いので」と8:00前から掃除を始める方だ。
今回、川崎に住むお譲さんがお手伝いにやって来た。
「母がいつもお世話になります。ご迷惑をかけます。」と謙虚に挨拶をしている。

昔から物静かで長女らしい、しっかりとした優しいお譲さんではあったが、すっかり素敵な
大人の女性になっていた。
既に、舅、姑を見送り子供さん達は自立したそうで、成る程やる事は全部やったと言う、美しさの
中にも自信がみなぎっていた。

元々Mさん宅は美形家族なので時が流れてもやはり美しい娘さんのママ。
彼女はしっかりはしているがとても優しい。
掃除の始まっている私の所へ来て「すみません、初めてな物で手順を教えて下さい」とあくまでも
住宅流に合わせようとしている。

お母さんには「お母さん、もう心配しなくても大丈夫よ」と声をかけている。
「来てあげたわよ!」と言う決して高飛車な態度では無く、私は好感をもった。
本当にいい娘さんだ―と感心しきり。

午後からはお弁当付き総会があるがそれは欠席しますと申し分けなさそうに・・・
いいのいいのよ、書類は後でドアに入れて置くからと言いながら、長女って(妹さんはいるが)
不思議と親に対する、責任感が強いのだろうか?

本当の優しさと言うのは、親が社会生活に躊躇するする様な年齢になった時、いかに関われるか
と言う事かも知れない。
年寄りが孫に対して見返りを求めない愛をそそぐように、親に見返りを求めない愛を捧げられた時
本当の優しさが輝いて来る。