7月20日母方の叔母の、月命日と新盆のため南房総市へ行って来た。
母の実家は、とても信心深くも有りそして又お付合いが広く、私の実家とは全て仕切り方が違う。東京のお盆は7月で母の実家は旧盆と言って、8月お盆をする。
なんたって盆客が多く大きな座敷でもとても入り切れなくて他の部屋で待機する子供達が多かった。午前様は葬儀の時からいつも同じお坊さんだった。
「この飾り物はどこがやったの○☓▲かな?」施主「はいそちらへお願いしました」
「やっぱりそうか、先日の家でも文句を言って来たんだ」と、早くも説教から入った。
確かに言われて見るとそんな気もするけど、遺影ばかり見ていた私は気が付かなかった。
「キュウリは馬の飾り、ナスは牛の飾りだ。仏さんに早く来て欲しいから馬を作り、お帰りはゆっくりどうぞ、と牛を作って乗って帰って頂くのだ。つまり言葉は悪いが畜生と言う事だ。お位牌、遺影の飾りの横に畜生を並べる大バカ者が何処にいる。あの会社へ行ってしっかり教育して来る」
みんなシャキッとしてしまった所で、読経が始まり、会場の全員で本を見ながら行った。終わりに新盆のお経をご前様が一人でなさった。
敷地内の一角にあるお墓にお参りし、精進落としは場所を変えて、頂いて来た。
思いがけない小学校(分校)のクラスメートや中学校の知り合いに会えたり話題が尽きなかった。会場の人達は、皆さん私の母を知っているので「いや―お母さんにそっくりだね―、大きくなったね~」と声をかけて下さる。大きくもなりましょう、既に高齢者の域に入った私ですもの。幸せな思い出や懐かしさ、優しい気持ちで一日を過ごした。叔母の遺影も笑顔だった。