はざまの庵

分類し難い存在を愛でる覚え書き by aiwendil お気軽にコメントをどうぞ。

重力を感じるとき。

2007-07-06 23:22:19 | さもないこと
泳ぎました。
自発的に泳いだのは実に8年ぶり。

筋肉が少なすぎるらしいので、とりあえず運動せねばと思ったものの、負荷をかけすぎて倒れたら本末転倒。
歩くのもいいけれど、ひと気のない田舎。6月2日のこともあるので、行き倒れたら洒落にならないため却下。
どうしようかと考えていたらふと思い付きました。
プールなら監視されているぞ、と。
調べてみたら近郊のプールが夜までやっていることを発見し、今日は仕事帰りに遠征。
はじめは歩くつもりだったのですが、案外泳げることに気付き、平泳ぎと歩きのセットで調子に乗って1時間ほど水中で過ごしました。
で、さて、水から上がってみると、身体が重いのなんの。
脚が崩れるかと思いました。
長年忘れていたこの感覚。
重力の存在を久々に身をもって実感させられました。

重力を意識することなど普段ほとんどありませんが、水の中で感覚がリセットされると相対的に身体が重く感じるため、結果的に『重力』を感じてしまいうということなのでしょう。
浮力によって一時間ほど軽減されただけでそれに身体が慣れてしまっていたことになります。
常にあるものが途切れたとき、そして、途切れた何かが戻ったとき、生体は思わぬ影響を受けるのだなと改めて考えさせられます。
浮力による重力相殺ですらこれですから、たとえば無重力環境下から帰還した宇宙飛行士は一体どんなことになってしまうのか想像するだに大変そうです。

今は、さっそくあちこちが筋肉痛。
明日の朝が恐ろしいです(笑)。