はざまの庵

分類し難い存在を愛でる覚え書き by aiwendil お気軽にコメントをどうぞ。

行きたい催し9-10月篇。

2007-09-10 23:12:37 | アートなど
備忘録的に。
(*9/11 0:50 3件追加。No.2、5および9。)

まずは、行きたいけれど行けそうにないイベントから。

1 ヤン&エヴァ・シュヴァンクマイエル展 -アリス、あるいは快楽原則-
http://www.lapnet.jp/eventinfo/img/cm/lm/070825_svankmajer/index.html
会場:ラフォーレミュージアム原宿 (原宿 明治神宮前駅近く)
会期:8月25日(土)~9月12日(水)

チェコの映像作家ヤン・シュヴァンクマイエルとその妻エヴェの作品を集めた企画展。
行ければゆきたいと思っているうちに会期が迫る。


2 ますむらひろしの世界展
http://www.yumebi.com/
会場:八王子市夢美術館 (東京八王子市)
会期:7月20日(金)~9月17日(月)

異世界アタゴオルを舞台にした奇想天外な作品群で、独特のマンガ世界を構築するますむらひろし。
作中に登場する究極のトリックスター、デブネコのヒデヨシなど忘れ難いキャラクターのファンはひそかに多いはず。
宮沢賢治への傾倒から、賢治作品のマンガ化も積極的に行うなど活動の場は幅広い。
そのますむら氏の作品展ということでぜひとも行かねばと思っていたところ、つい次期を逸す。
敗因は交通の便か。残念。


3 チェーンリアクション展 音を見る、絵を聞く展覧会
BankARTの広報→http://www.bankart1929.com/whatsnew/200709.html
チラシの画像→http://www.bankart1929.com/whatsnew/images/chain002.jpg
会場:BankART1929 (横浜 みなとみらい線 馬車道駅すぐ)
会期:9月12日(水)~17日(月)

絵を見た作曲家が音楽を作り、その音楽を聴いた芸術家が絵を描く・・・・という作業を積み重ねて生み出された作品群の展示会。
一枚の白いキャンバスを出発点にした、言わば「イメージの伝言ゲーム」。クリエイター32人が参加とのことで、いったいどんなことになってしまっているのか興味深い。
行ってみたい! けどたぶん行けない!


4 山口晃展 今度は武者絵だ!
http://www.city.nerima.tokyo.jp/museum/tenji/yamaguti-ten.html
会場:練馬区美術館 (西武池袋線 中村橋駅 近く)
会期:8月17日(金)~9月17日(月)

山口晃の作品から武者絵を集めた企画展とのこと。6月の「アートで候」が記憶に新しい山口氏の作品群。非常に興味深い。しかし、行けない!
誰か、図録だけでも買ってきてくれないかなあ・・・・。


5 めくるめくろじめぐり
http://www.geidai.ac.jp/labs/machi-yatai/index.html
会場:八谷玉林寺周辺 (地下鉄根津駅 近く JR鴬谷駅、上野駅から徒歩15分程度)
会期:9月7日(金)~9月17日(月)

東京藝術大学建築学科主催のイベント。
MACHI-YATAI PROJECT 2007。
UENO TOWN ART MUSEUM という企画のひとつでもあるようです。
上野の町並みに隠れる路地にアート作品を配し、地域を美術という『場』として提示しようという試み。
観念的ではありますが、何やら楽しげ。近くに寄るのであればぜひとも行ってみたい。
会期の短いのが惜しまれる。


6 岩井俊雄「10人のプロフェッショナルが語る劇的3時間SHOW」
http://www.geki3.jp/schedule_07.html
会場:青山スパイラルホール (地下鉄 表参道駅 近く)
日時:10月7日(日)18時半~21時半

毎日日替わりで各界のプロフェッショナルを呼んで話を聞こうというイベント。
10人のうちの一人として岩井俊雄さんが出演予定。
TENORI-ON発売で勢いに乗るメディアアーティスト岩井俊雄さん。
岩井さんのことですから、サービス満点のエキサイティングなパフォーマンスやプレゼンを見せてくれるものと期待されます。
まだ受付締切されていないかどうかわかりませんが、アートやものづくりに興味のある向きはおすすめ。



次は、多分行くであろうイベント。

7 ヤノベケンジ展 トらやんの世界
http://open-air-museum.org/ja/art/exhibition/yanobekenji/
会場:霧島アートの森 (鹿児島県湧水町)
会期:8月1日(水)~9月24日(月)

現代アーティスト ヤノベケンジの企画展。
青森県立美術館開設時に、『子供を守るロボット』して火を吹くジャイアントトらやんのパフォーマンス報道を目にして気になっていたところ、7月の東京都現代美術館の常設展(第1期)でアトムスーツや太陽の塔征服映像に衝撃を受け、以来、まとまった作品展を見たくて仕方なかったヤノベケンジ氏。
企画展が開催されていると知って喜んだものの、開催地はよりにもよって南の果て。一時期は諦めかけていたのですが、どうにかこうにか目処が立ち、行けそうな気配です。
なにわのトらやんとの対面。楽しみ。


8 エルネスト・ネト展
http://web.infoweb.ne.jp/MIMOCA/event3.html#EVENT_1
会場:丸亀玄一郎現代美術館 (香川県丸亀市 丸亀駅前)
会期:7月15日(日)~10月8日(月)

有機膜を思わせる個性的な造形で独特の世界を形づくるインスタレーション作家エルネスト・ネトの大規模な企画展。
かつて2001年の横浜美術館や箱根彫刻の森美術館、つい最近のオペラシティアートギャラリー「メルティング・ポイント」などで散発的にその作品と遭遇したことはありましたが、個展としてのまとまった展示は未見。
他都市は巡回しないらしいので、これはぜひとも行っておかなければなりませんねえ。


9 野田弘志展 ~写実の彼方に~ 現代リアリズムの極限に挑む
http://www.hiroshima-museum.jp/special_top
会場:ひろしま美術館
会期:9月15日(土)~10月21日(日)

リアリズムの極致。アンドリュー・ワイエスもびっくりの筆致。上田薫氏を思い出すも、それ以上の細密っぷりか?
画像からもそのとんでもなさがうかがえ、実物はどのような質感なのか興味深い。
ぜひとも作品群と対面してみたい企画展。


10 インタラクティブ東京(i-tokyo)
http://interactivetokyo.jp/2007/about.php
国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト(IVRC)
http://ivrc.net/2007/
会場:日本科学未来館7階 (台場 ゆりかもめ 船の科学館駅 近く)
会期:9月29日(土)~30日(日)

インタラクティブ技術を広く一般に向け展示したイベント。VR技術の新発想を問うコンテスト作品展示も同時開催。
メディア芸術祭やメディアアート好き、面白いモノ好きは必見。


11 地下展 空想と科学がもたらす闇の冒険
http://www.miraikan.jst.go.jp/j/sp/underground/
会場:日本科学未来館 (台場 ゆりかもめ 船の科学館駅 近く)
会期:9月22日(土)~2008年1月28日(月)

個人的に注目している内田まほろさんキュレーションの科学企画展。
地下というものに焦点をあて、1階特別展示会場すべてを使った かつてない規模で催される未来館渾身の展示。
『空想と科学』と『闇』というキーワードに心惹かれる。
これは是非とも行ってみなければなりませんねえ。


12 千厓・センガイ・SENGAI -禅画にあそぶ-
出光美術館のサイト→http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/exhibition/schedule/200702.html
フジテレビ情報のサイト→http://wwwz.fujitv.co.jp/events/art-net/go/494.html
会場:出光美術館 (有楽町駅近く 帝国劇場ビル9階)
会期:9月1日(土)~10月28日(日)

なんとも摩訶不思議な味わいのある禅画を描く千厓(←たぶんwinでは文字化けする。まだれに土ふたつ。せんがい)の没後170年記念企画展。
一見しただけで目を奪われる独特の画風は一見の価値ありかと。


13 馬と現代美術展
http://www.mmat.jp/timetable.html#2007
会場:目黒区美術館 (目黒駅から徒歩15分)
会期:10月11日(木)~11月25日(日)

良質の渋い企画展を次々と繰り出してくれる目黒区美術館の次期企画展。
現代美術の中の馬に着目するという、その目のつけどころに拍手喝采。馬好き必見?


14 六本木クロッシング2007:未来への脈動 展 -今、見たい日本のアーティスト36組-
http://www.mori.art.museum/contents/roppongix02/index.html
会場:森美術館(六本木ヒルズ53階)
会期:10月13日(土)~2008年1月14日(月)

今注目の日本の現代作家作品を集めた企画展。
佐藤雅彦氏と桐山孝司氏の「計算の庭」が出展されるので、まずもって楽しみ。
さらに、出品作家を見ると、人形作家四谷シモン氏や、「くらしいきいきいきいきいきいき」が記憶に残る田中偉一郎氏、私の中で『正規分布の橋』として名高い横浜トリエンナーレ2005のウェルカムゲートの池水慶一氏、pixcellシリーズの名和晃平氏、辻川幸一郎氏など、素敵な取り合わせの名前がずらり。
これはかなり楽しみな展示です。


まだまだたくさん気になるイベントがあったような気がするのですが、とりあえずここまで。
思い出したら付け足します。