はざまの庵

分類し難い存在を愛でる覚え書き by aiwendil お気軽にコメントをどうぞ。

<font size="-3">佐藤雅彦「kino」上映&加賀城匡貴「スケルッツォ」上演。</font>

2005-06-09 21:04:17 | アートなど
佐藤雅彦監督の映画「kino」上映と、加賀城匡貴氏の紡ぐ新しい笑いの舞台「スケルッツォ」上演、このなんとも魅力的なセットイベントが全国5ケ所を巡るそうです。

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スクリーンの映像に、言葉をかけ合わせ「笑い」をつくる新しい表現 <スケルツォ>が、映画を加えた「2本立て」にチャレンジ! バザールでござーる、だんご3兄弟を 生んだ佐藤雅彦さんの短編映画集 『kino』(1998年・ソニーミュージック)の登場です!ルーマニアの 空気に漂わせたkinoの斬新なユーモアと、〈スケルツォ〉のステージの異色の 2本立て!どうぞおでかけください。


「どこの国のことかはわからないけど、こんな空気のところにこんな小さな出来事がおこってる----kinoで僕が表現したかったのは、ある世界観 と幸せの提示でした。」   佐藤雅彦

「佐藤さんの映画にインスピレーションを得て始めたスケルツォ。
150作品になりました。」  加賀城匡貴
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以上、開催場所のひとつ、京都の『CLUB METRO』HP 6月のスケジュールより抜粋。


「スケルッツォ」という活動のことは今回初めて知りました。なんとも面白そうな企画です。どことなくラーメンズ(あるいはNAMIKIBASHI)に通じるものがあるような予感がいたします。
そして、「kino」をスクリーンで見られるとは、貴重なチャンスです!
ぜひ行ってみたい! のですが、あいにく、開催都市は札幌7/8、新潟7/24、東京7/28、京都7/30、名古屋7/31・・・。
わたくしは行けそうにありません。
かわりに面白い物好きな諸氏はぜひ!
そして感想を聞かせてください(笑)!


公演詳細は→こちら
あるいは→こちら


ちなみに、私が過去に「kino」を観たときの感想と簡単な紹介記事が→こちら にあります。
興味のある方はどうぞご笑覧ください。




<font size="-3">「ちくま」6月号。</font>

2005-06-07 23:34:59 | 日記・エッセイ・コラム
筑摩書房の広報誌「ちくま」の6月号を読みました。
新連載、茂木健一郎氏の「思考の補助線」には感動。
科学と思想の間に補助線を引くこと。両者の掛け橋たろうと模索する氏の姿勢には他人事ならぬ共感を覚えました。今後の論展開が楽しみです。
そして岸本佐知子氏の「ネにもつタイプ」は相変わらずの筆の冴え。最後の三行に含み笑いが保証されています。


ところでこの「ちくま」、定価は100円なのですが、都市部の大形書店などでは無料配付されています。
ところがどっこい、安いと侮ることなかれ。
バラエティに富んだ内容は、とてもこんな値段とは思えぬほどの充実ぶり。
フジモトマサル氏の表紙絵。
クラフト・エヴィング商會の文章担当吉田篤弘氏の「という、はなし」。
なだいなだ氏の「人間、とりあえず主義」。
斉藤環氏の「家族の痕跡」。
赤瀬川源平氏の「もったいない」。
清水義範氏の「ドン・キホーテの末裔」。
そうそうたる書き手の文章がずらり。
そしてきわめつけ、私が毎回楽しみにしている岸本佐知子氏の抱腹絶倒エッセイ「ネにもつタイプ」。
(私は毎号分をコピー・製本して「ネにもつタイプ」私家版を作ってしまいたいほど惚れ込んでいます。)
連載記事に加え、新刊近刊の紹介文章も魅力的。
私はというと、見逃すのがあまりに惜しいので5年前から定期購読しています。
(送料込み 1年間1000円、3年間2500円、5年間3500円)
筑摩書房広報誌「ちくま」。書物好き、面白い物好きにはおすすめです。



<font size="-3">「広告批評」6月号。</font>

2005-06-06 01:27:24 | アートなど
マドラ出版から出版されている「広告批評」6月号(No.293)を購入しました。
特集は「深澤直人の仕事」(p57-125)。表紙を飾る±0の加湿器写真からしてすでに深澤直人ワールドです(笑)。
無印良品の仕事やINFOBARのデザインなど、日本のプロダクトデザインに大きな影響を与えている深澤氏。ようやく登場、といった感の本特集は、忙しい合間を縫ってやっと実現したもののようです。
内容はまず、「デザインで生活は変わるか」と銘打った大貫卓也氏×深澤直人氏の対談(p63-76)。
そして、「深澤直人の魅力を語る」と題した各界著名人(原研哉、佐藤可士和、佐藤卓、Bill Moggridge、佐々木正人)のコメント(p77-91)。
さらに、「日常の感覚の中にデザインの必然がある」と題した深澤氏へのインタビュー(p92-119)。このインタビューでは、氏のこれまでの作品写真(本人の解説つき)をページの間に織りまぜつつ、氏の経歴や体験を辿りながらその根底にあるコンセプト・ものの見方に肉迫しています。
また、特集末には「深澤直人のプロダクトカタログ1995-2005」と題して、この10年間に発表された氏の主要作品が一挙公開されています(p120-125)。
どれをとっても非常に濃い内容です。
無印良品好きやプロダクトデザイン好きにはおすすめ。ぜひ深澤直人氏の世界に触れてみてください(^^。


巻末には小特集「面白くてカッコいい映像の作り方」と題して、ラーメンズの小林賢太郎氏とteevee graphicsの小島淳二氏からなる映像製作ユニット「NAMIKIBASHI」の対談記事が掲載されています(p127-132)。 ユニット結成の経緯や作品製作上の役割分担、作業手順などを、6月に発売予定の「VIDEO VICTIM2」に登場する作品を例に挙げつつ解説していました。今後の展望なども話題にされ、おふたりとも楽しんで製作している様子がよく伝わってくる内容でした。
ショートフィルム集「VIDEO VICTIM2」の紹介写真やお二人の対談写真(ネタ?)も掲載されています。衣装風体もさることながら、そつなく「広告批評」5月号が机に置かれているのには思わず笑ってしまいました。
NAMIKIBASHI好きは必見です(笑)。


なお、昨年11月に観てきた 深澤直人展「ありそうでないもの」の感想記事へのリンクを張っておきますので、興味のある方はどうぞご笑覧ください。
こちら



<font size="-3">鶴瓶氏の落語。</font>

2005-06-05 23:59:16 | 日記・エッセイ・コラム
6月3日放送の「タイガー&ドラゴン」を観ました。
思わぬところで笑福亭鶴瓶氏の高座姿を見られてびっくり。
鶴瓶氏の高座姿を見たのは名古屋放送で放映されていた「らくごのご」以来だったので、なぜだか妙に懐かしく感じてしまいました。
名古屋放送「らくごのご」は、桂ざこば氏と笑福亭鶴瓶氏が、観客の出す3つのお題を元にひねり出す即興落語対決。いわゆる三題噺の勝負番組です。
毎回飛び出すとんでもないお題。
ざこばさんが奇想天外で奔放な噺になってゆく傾向が強い一方で、鶴瓶さんはそつなく綺麗にまとめることが多く、おふたりの噺家としての性格がうかがえて、毎回爆笑するやら感心するやら。岐阜にいた頃は毎回欠かさず見ていました。
今でも放映されているのでしょうか。
噺家鶴瓶氏の顔を垣間見られる貴重な番組。
放映されている地方にお住まいの方にはおすすめです(笑)。
(「スジナシ」にならってDVD化されてくれれば嬉しいのですが・・・)



<font size="-3">万華鏡。</font>

2005-06-02 00:45:30 | さもないこと
ざらえもんさまのブログ*R*graffiti**で話題になっていた万華鏡。
オイル式でこそありませんが、我が家にある鋭角スリット式の万華鏡を思い付きで写真に撮ってみました。
光量不足のうえピンボケぎみではあるものの、けっこうそれなりに写りました。
というわけで、興味のある方はどうぞご笑覧ください。
・万華鏡写真→こちら
無理矢理写したのでさほど美しくはありませんが、雰囲気だけでも味わっていただければ幸いです。
なお、ざらえもんさまのブログ「*R*graffiti**」の該当記事は→
こちら