はざまの庵

分類し難い存在を愛でる覚え書き by aiwendil お気軽にコメントをどうぞ。

TENORI-ON 製品化実現!

2007-07-18 23:24:15 | アートなど
遅ればせながら岩井俊雄さんの「TENORI-ON 開発日誌」で知った情報。
メディアアーティスト岩井俊雄さんとYAMAHAが開発を続けていた、光の楽器「TENORI-ON」がとうとう完成した模様です!
わたくし、昨年5月の公開講義で岩井氏のTENORI-ON試作機によるライブパフォーマンスを見てからというもの、その製品化をずっと心待ちにしておりました。
価格や発売日、スペック等はまだ公開されていないようですが、AXISの8月号に正式な広告も載っているそうですので、発売は秒読みであると思われます。
願わくば手の届く価格でありますように。

なお、このAXIS 8月号の表紙はなんと、岩井俊雄さん!
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=hazamanoiori-22&o=9&p=8&l=as1&asins=B000RO3W3G&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>
巻頭インタビューもあるそうですので、これはぜひとも早急に都の書店へ走ろうと思います。



決して奪えないもの。

2007-07-17 23:54:10 | さもないこと
財産やデータや身分や信頼は奪われ得る。
しかし、たとえそれらが失われたとしても、
個人の持つ経験や記憶を奪うことは決してできない。
なぜなら経験や記憶は生と不可分に結びついているから。

同様に、事実としての科学的発見や、
外部化された経験としての作品は、
片や自然法則の中で、
片や個々人の中で、
ある一定の普遍性を獲得する。


というようなことを最近よく考えます。
よくよく考えるとこれはすごいことです。
世間的に経験や記憶が軽んじられているような気がする昨今。
せめてわたくし、この夏も体験至上主義でアート系展示に突っ走ってゆきたいと思います。


視覚と言語。

2007-07-15 12:12:02 | さもないこと
近頃よく思うこと。
世の中には図形や映像や構造でものごとを考える人と、話し言葉や書き言葉などの言語でものごとを考える人がいるのではないかと。
流暢に喋れる人は言葉で思考しているので、それをそのまま音声にしているのではないかと。

じつはわたくし、あまり喋るのが得意ではありません。
単に性格の問題なのかとも思っていたのですが、最近になって、どうやら根本的な部分で何か違うのではないかと思いはじめました。
ひょっとすると、概念の処理方法が違うのではないか、と。

よく考えてみると、私の場合、頭に浮かぶ概念はどちらかというと映像寄り。
抽象的な概念や構造の把握は得意なのですが、それを一旦言語に翻訳してから喋っている感じなので、どうしてもテンポが遅れます。
書き言葉なら翻訳のための時間が充分にあるのでさほど問題にならないのですが、会話となるとちょっとズレが生じる。
けっこう困りものです。
論理構造がはっきりしている事象について喋る場合は翻訳もスムーズなので、これはあまり問題になりません。
しかし、感情が絡む事項になるととたんに困ってしまいます。
よくよく考えてみると、どうやら感情を表す概念自体が視覚化できないタイプの情報なので、いまひとつ扱いづらくなっているような気がするのです。そこで、感情を一旦論理に落し込んでから言語処理しているような気がします。
よく客観的だと言われるのはそのためなのかもしれません。
以前から不思議に思っていたわけなのですが、こう考えると幾分しっくりくるような気がします。

ものごとの認識方法は人それぞれだと思いますが、このあたりのことを突き詰めていったら非常に面白いことになりそうです。
認知科学者に期待。


タラゴンチキン。

2007-07-13 23:55:23 | さもないこと
明日は持ち寄りのホームパーティーがあるので、ずいぶん久しぶりにタラゴンチキンを作りました。
大学時代に隣りの研究室の友人に教わった料理なのですが、簡単なわりにおいしくてインパクトのある味。
はじめて食べた時は『なんだこりゃ!?』と驚きました(笑)。
クセになる味なのですが、なぜか他所ではあまり見たことがありません。
友人が一体どこから仕入れてきたのかは謎。
この味が途切れないようせっかくなのでレシピを。

【材料】
タラゴン(エストラゴン): ハーブ。味の主役。必須。適量。
鶏肉: もも肉がおすすめ。適量。
タマネギ: 適量。1個くらい。(追記:多めでも良い。)
オレンジジュース: 果汁100%のもの。適量。(追記:炒めたタマネギがひたひたに浸かるくらい。100~200cc程度?)
バター: 適量。
オリーブオイル: 適量。サラダ油でも可。
塩: 適量。
こしょう: 少々。

【手順】
1 フライパンでバターとオリーブオイルを半々程度に混ぜて熱し、鶏肉を表面がきつね色になるくらいまで焼く。焼いた鶏肉は一旦別の器に引き上げる。(追記:鶏肉は焼く前にあらかじめ一口大に切っておくのがおすすめ。)
2 鶏を焼いたフライパンで、みじん切りにしたタマネギを飴色になるまで炒める。
3 オレンジジュースを流し込んでタマネギとなじませる。1の鶏肉を投入し、塩を加えてしばらく煮込む。
4 鶏肉に完全に火が通り、ソースが煮詰まってきたら、塩、こしょうで味を整え、タラゴンをこれでもか!というほど入れる。
5 味見と最終調整ののち、完成。
(ひとくちメモ)
*オレンジジュースの投入を恐れてはいけない。
*塩味はしっかりつけたほうがおいしい。
*鶏を焼いたあとのフライパンは間違っても洗ってはいけない。
*タラゴンが手に入らない場合は作るのを諦めよ。

たぶん驚きの味です。
お試しあれ。


【情報】BLUE MAN 日本公演公式サイト。

2007-07-12 22:41:03 | お知らせ
過日、こちらのブログでも6月26日付エントリで言及しておりましたBLUE MAN GROUPの日本公演について、詳細が発表されたようです。
日本公演のための公式サイトもできており、すでにチケットの抽選予約受付が始まっています。
公演期間は2007年12月1日から2008年1月31日までとのこと。
会場も六本木駅と麻布十番駅のちょうど中間という立地の良さ。
チケット代はポンチョ席8500円、S席7500円と少々お高めですが、海外のレビューなど見る限りかなり期待が持てそうな雰囲気。
面白いモノや変なもの好き、そして、現代アート好きは要チェックな予感がします。
興味のある方は、BLUE MAN GROUPと公演の詳細については→公式サイト でご確認を。

以上、情報でした。


【情報】OPEN STUDIO Vol.4 @東京藝術大学大学院メディア映像専攻。

2007-07-12 21:36:30 | アートなど
正式に情報が出たようなのでこちらにも。

東京藝術大学大学院 映像研究科 メディア映像専攻 の作品展示&ラボ公開である「OPEN STUDIO」の第4回開催日程が決定したようです。
7月30日(月)~8月5日(日)の7日間。
水曜を除き、11時から20時までの展示だそうです。(8月1日(水)は15時まで)
会場は、横浜新港地区校舎。
最寄り駅はみなとみらい線の馬車道駅。
詳細は「OPEN STUDIO」公式サイト→こちら でご確認を。

藝大大学院のメディア映像専攻といえば、既存の枠に囚われない、広義の新しいメディア芸術の可能性を探る研究科として2006年春に開講した年若い研究課程。
藤幡正樹氏や佐藤雅彦氏、桂英史氏、桐山孝司氏など、そうそうたる教授陣が教鞭をとる場所としても注目されています。
わたくし、佐藤氏と藤幡氏の仕事に興味をもって昨年のOPEN STUDIOVol.2とVol.3に足を運び、垣間見える教育方針や、学生さんたちのがんばりとその開かれた姿勢にたいへん感銘を受けて参りました。
昨年は専攻開設初年度とあって、水面下の試行錯誤が偲ばれる展示ではありましたが、いずれも色々な意味でたいへん刺激的な内容でした。
2年目の今年、経験を重ねた学生さんたちがどのような驚きとどのような個性の発露を見せてくれるのか、今から楽しみでなりません。

教授陣に興味のある向きはもちろんのこと、メディアアートや面白いモノ好きな方、そして、若い才能あふれる表現と最先端のメディア研究教育現場に触れてみたい方はぜひ。
おすすめです。


小さな世界。

2007-07-11 23:07:42 | さもないこと
Ecoball
先日、用水堀の近くで見かけた極小自然緑地(笑)。
生えているのはアメリカセンダングサでしょうか。
バレーボールの皮の継ぎ目から果敢に芽を出している様子に圧倒されました。
ほんの少しだけ地球っぽい。
ひとつの小世界とも言えそうです。


メンテナンス情報。

2007-07-11 22:12:56 | お知らせ
明日未明から朝にかけて、当ブログサーバーのメンテナンスがあるようです。
その間、コメント欄への投稿とトラックバック投稿ができなくなるそうですので、ご注意ください。
なお、メンテナンス予定期間は以下の通り。

2007年7月12日(木)1:00~9:00(約8時間)


この世のモノはみんな誰かが作っている。

2007-07-10 00:35:00 | ことば
Renga
近所にある新しい道にはレンガ敷の歩道がついています。
今日ここを歩いていて、ふとメディアアーティスト岩井俊雄さんの言葉を思い出しました。

昨年の5月に東京工芸大学で受けた岩井俊雄さんの公開講義。
その席上で岩井さんはこんなことをおっしゃいました。
『この世の中にあるものはみんな必ず誰かが一から作ったものなんですよ。』
モノ作り遊びを通して幼い娘さんにこのことをわかってもらいたい、という話の流れで登場した言葉だったのですが、わたくし、これにたいへん大きな衝撃を受けました。

普段まったく意識することはありませんが、たしかにこれは紛れもない真実。
フォークひとつとっても、工業デザイナーがいて、金属採掘業者がいて、金属製造者がいて、加工職人さんがいて、パッケージデザイナーがいて・・・と多くの人が関わり、誰かが実際的な『作る』作業をしてはじめて形になるものです。
紙袋のデザインしかり、広告チラシしかり、工業部品しかり、家庭用品しかり。
園芸品種や農薬、野菜や食品、建物から家電、爪楊枝や画鋲にいたるまで同様。
量産品であっても、原型をデザインした人や、製作機械をつくったりプログラミングした人が必ずいるはずです。
この世の中にあるものは、誰かが意志と労力をもって作り出したものしか存在し得ないと言っても過言ではありません。
そう考えると、じつにクラクラしてしまいます。
しかし、これは忘れがちな事実。
ともすると、私たちは『出来合いのモノは勝手に生じてはじめからそこにあった』かのような錯覚に陥ります。
作った人の存在を意識することは稀で、ひどくなると『それっぽい何か』は自然に転がっているかのように考えてしまいます。
この岩井さんの言葉を聞いてから、私も『この世のモノはみな誰かが作ったものだ』ということを常に念頭に置くよう心がけていましたが、やはりどうしても忘れてしまうこと多々。
今日も、レンガの歩道を歩いていてふと思い出し、ハッとしました。
レンガも誰かが作っているわけです。
そして、この途方もない数のレンガを誰かが工事で並べているわけです。
おそらく水平をとりながら一個一個手で敷き詰めていったはず。
この長い歩道の全長と、全国に存在する工事現場に想いを馳せて、しばしクラクラしてしまいました。

忘れがちだけれど大切な真実。
『この世のモノはみんな誰かが作っている』。
自戒と感謝を込めて、これからも折りに触れひそかにつぶやいてゆきたい言葉です。


福島遠征7/8。(ユキチャン号観賞記)

2007-07-08 21:15:27 | 役にたたない獣医学ひとくちメモ
Yukichan00
本日7月8日は、福島県福島市の福島競馬場へ行って参りました。
目的は、白毛の2歳馬ユキチャン号のデビュー戦を観るためです。
始発の鈍行に乗って8時前には競馬場着。
行ってみれば最終日とあってかずいぶんと混み合っていました。
開門も10分繰り上げの8時50分。
が、無事禁煙指定席を入手。
静かな場所で落ち着いて競馬を楽しむことができました。
パドックを見て 好きな馬を選んで投票する。
走りを楽しみ、応援した馬が入賞して喜ぶ。
これ、馬好きには至福の極み。
本格的な競馬知識は全く無いのですが、いいなと感じた馬を3頭ほど選ぶとたいてい複勝に入ってくれるので張り合いがあります。
Madokara01
5階席だったので、テレビ中継とほぼ同じ目線。予想以上に快適。
窓から様々な光景が見通せます。
Madokara02
Madokara03
そして福島では芝1800mの出走地点が客席の目の前なので、この時ばかりは下まで降りてここぞとばかりに写真、写真。
ふと気付けば競走馬たちの たてがみの編み込みがバラエティに富んでいて面白い。
Tategami


ところで、さて、話題のユキチャン号。
オッズは驚きの2番人気。
しかし結論から言えば、結果は残念ながら14着。
ゲートで出遅れて、しかも、その直後に他の馬が目の前を横切ったためにそれを避けようと走路が大きく外へ膨らんでしまうという踏んだり蹴ったりな序盤が災いしたように思います。
前半は大きく引き離されてしまいましたが、カーブ後半からは果敢に追い上げて集団に追い付いていましたから、好スタートだったなら入賞していたかもしれないなあ、と、思い返すたび残念です。
パドックでも非常に落ち着いていましたし、けっこう大物の予感。
あの立ち居振る舞いなら白毛でなくても私はたぶん投票していたと思います。
そういえば、スタートの出遅れっぷりに会場からはどよめきと笑いが漏れていましたから、ユキチャン号の注目の高さがうかがえて微笑ましく感じました。
今後の活躍に期待です。

なお、これでもかというほどユキチャン号の写真を撮ってきましたのでパドックの様子は以下に。
Yukichankeijiban
珍しい白毛という前評判もあってか、第5レースのパドックにはずいぶん前から人が集まっていました。
私も早目に行って最前列を確保。
先導馬がやってきた時点で既にすごい人だかりです。
登場した瞬間、ギャラリーからはどよめきが。
たしかに息をのむ白さ。
Yukichan04
左側。

Yukichan03
右側。

Yukichan06
頭部右側。

Yukichan07
顔面。瞳は青ではなく黒あるいは茶でした。

Yukichan05
体幹右側。血管の浮き上がりが生々しい。鞍や鐙革も白で統一されているのはさすが。

Yukichan08
臀部右側。尾の白さもまたひときわ。臀部内側の皮膚がピンク色なのも見てとれる。

Yukichan02
前方から。若駒だけあってか けっこう小柄。

Yukichan01
騎手待ち中。後ろの先導馬(芦毛)と比較すると白さの質が違うのがわかる。

Yukichankijou
騎乗後。

Yukichankijou02
落ち着いています。


今回は残念な結果でしたが、記念に。
Yukichantouhyouken
単勝と複勝を同時に投票すると、投票券に『がんばれ!』と表示されることを今回はじめて知りました(笑)。
応援投票と見なされるのですね。

白毛のユキチャン号。
ぜひ良い成績をあげて繁殖馬になってくれることを祈ります。
白毛は白毛以外と かけ合わせても仔が半分の確率で白毛ですから、もしも種牡馬が輩出されたらとんでもなく素敵なことになるはず。
ちょっと不純な動機も混じってはおりますが、ユキチャン号、これからもひそかに応援してゆきたいと思います。

馬のち蛍。

2007-07-07 23:51:30 | 日記・エッセイ・コラム
Kougen01
起きてみたらあまりにも天気がいいので、本日は某牧場へ行って参りました。
高原です。
目的は馬。
じつに4年ぶりの乗馬です。
今日のお相手はこの方。アングロアラブ。御年23歳の大ベテランです。
Horse01
不安だった馬装も何とか自力で完了。
馬場に出て常歩、軽速歩でゆる~く周回してみました。
案外大丈夫でしたが、すぐに息切れ。
う~ん、ハード。
Horse02
脚が疲れてきたため速歩を試みましたが、反動を抜くコツを忘れており てんで駄目。
すぐにお尻が痛くなってしまいました。
駈歩は自信がなかったので自粛。
結局、軽速歩で巻き乗りや八の字をするにとどまりました。
それでも、約1時間の一鞍で脚と腕がくたくた。
普段使わない筋肉を使うので相当こたえます。
Horse03
昔のように乗るにはかなりのリハビリを必要としそうですが、久々の乗馬はかなり爽快でした。
暇を見つけてぜひまた行きたいと思います。

帰りには某所でゲンジホタルを鑑賞。
Hotaru01
乱舞が美しい。
そして星がきれい。
天の川が見えました。
七夕に天の川を見たのはずいぶん久しぶりのような気がします。

意図せずカントリー満載。
お尻が痛いのと、脚の筋肉痛が強力そうなのが心配ですが、総じて良い一日だったと思います。


重力を感じるとき。

2007-07-06 23:22:19 | さもないこと
泳ぎました。
自発的に泳いだのは実に8年ぶり。

筋肉が少なすぎるらしいので、とりあえず運動せねばと思ったものの、負荷をかけすぎて倒れたら本末転倒。
歩くのもいいけれど、ひと気のない田舎。6月2日のこともあるので、行き倒れたら洒落にならないため却下。
どうしようかと考えていたらふと思い付きました。
プールなら監視されているぞ、と。
調べてみたら近郊のプールが夜までやっていることを発見し、今日は仕事帰りに遠征。
はじめは歩くつもりだったのですが、案外泳げることに気付き、平泳ぎと歩きのセットで調子に乗って1時間ほど水中で過ごしました。
で、さて、水から上がってみると、身体が重いのなんの。
脚が崩れるかと思いました。
長年忘れていたこの感覚。
重力の存在を久々に身をもって実感させられました。

重力を意識することなど普段ほとんどありませんが、水の中で感覚がリセットされると相対的に身体が重く感じるため、結果的に『重力』を感じてしまいうということなのでしょう。
浮力によって一時間ほど軽減されただけでそれに身体が慣れてしまっていたことになります。
常にあるものが途切れたとき、そして、途切れた何かが戻ったとき、生体は思わぬ影響を受けるのだなと改めて考えさせられます。
浮力による重力相殺ですらこれですから、たとえば無重力環境下から帰還した宇宙飛行士は一体どんなことになってしまうのか想像するだに大変そうです。

今は、さっそくあちこちが筋肉痛。
明日の朝が恐ろしいです(笑)。


白毛のユキチャン。

2007-07-05 22:36:02 | さもないこと
いつもお世話になっているcapriccioのIWAさまに6月22日付エントリとコメント欄で教えていただいた情報。

なんと、白毛の競走馬が新たにデビューするそうです。
その名も「ユキチャン」。

白毛はサラブレッドには非常に珍しい毛色です。
ピンク色の地肌に真っ白な毛、青い目が特徴。
加齢とともに褪色してゆく葦毛とはまったく違い、生まれた時から真っ白です。
また、アルビノとは異なり、優性遺伝します。

私も本物の白毛はまだ見たことがありません。
一度この目で見てみたいものだと以前から思っていたところ、IWAさん情報により上記のユキチャン号が福島競馬場でデビュー戦を飾ることを知りました。
7月8日(日)福島第5レース、12時20分の出走です。
本物の白毛を見てみたいという方はチャンス!
わたくしも予定が許せばぜひともユキチャン号の走りを見届けてきたいと思います。

なお、ウェブ上でもユキチャン号の記事を見つけました。(スポニチ。写真つきです。)→こちら
ちなみに、ユキチャンのきょうだい馬と母馬もすべて白毛なのだそうです。
ユキチャンの兄ホワイトベッセルは史上初の白毛勝利馬とのこと、この家系のがんばりによっては将来、競走馬にも白毛が増えてゆくものと期待され、楽しみです。