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なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

「千局」「詰め碁」「棋譜並べ」

2010-06-22 00:31:51 | Weblog
 囲碁の先生の本に(誰の著書だったか忘れてしまったのですが・・・)、先生がアマの質問「どうすれば初段(勿論アマの)になれますか?」に答えて「そうですね、囲碁を千局打てば初段になれます」と答えていた場面があった。
 これには若干の真実?と額面通りには行かないトリックみたいなものがあるように感じます。
  千局・・・これはプロ的あるいはプロに通じるような真剣さと熱心さで打つ千局であって、アマが鼻歌交じりに打つ千局では無いのは明らか。
 この場合、一応アマなりに真面目に対局した対局数と換算レートはあるのか、あるいは全く換算は不可なのか、、、。
 換算出来そうもないと思うのですが、とはいえこの私だって初段の壁は越えた時期はある。
  つまりある程度の経験を積んだところで越えたわけです。
 これが、単に経験の蓄積で越えたのか、ある時初段的要素を取得する事が出来たので越えられたのかあるいは相互に関連するのか、、、この辺の問題を考えると面白い。

 「千局」の話題では、私としてはヤッパリお馴染みのAさんですね。
  この人は月に100局は優に打つ人ですから年間で千局を遥かに超える。
 しかも私が知っている限りでは20年はそれが続いていると考えられる。
  そこで彼の棋力は?
 非常に不思議なのですが、2段くらいの実力が有りそうに見える時も有れば、2,3級程度の碁を打つ時も有る・・・だから「級位」が適当なのかと思う。
 (これが最高に好調な時が基準だとすれば彼は2段かもしれませんが・・・)
 彼は他の級位の人に比べると詰め碁問題に挑戦したり、手空きの時に棋譜を並べたりすることは多い。
 非常に不思議なキャラクターでは有る。
  
 私の考えでは[詰め碁問題で読みを鍛え」+「日に1局の実戦」、、、こういう事で3年有れば初段に成れると思うのですが、、、何せ例外中の例外と言うかAさんの脅威を見ているので余り説得力が無い。
 しかし詰め碁で死活に敏感になり、千局打つくらい実戦を積み、棋譜並べで客観的な見方を身につける・・・そういう事でかなり進化すると思う。

 そう言えば最近Aさんとは合う機会が無い。
  彼の棋力は停滞したままだろうか?
 この謎を解明出来れば、その反面的な事で棋力アップの研究になりそうなんですが、少し皮肉ですね。