きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

板東俘虜収容所の事、知っていますか?

2019-01-07 19:54:14 | 田舎日記
暖かい春のような気温に、
着て出たダウンを脱いでしまったほど…の天気。

今日は、田舎に帰る前から、
Mちゃんと1日遊ぶ事を、楽しみにしていた。

9時に迎えに着てくれた車に乗って、
大麻比古神社に連れて行ってもらった。

大麻比古神社には、子供の頃から、
毎年初詣に行っていたが、⛩

信心深い母が亡くなり、
父が高齢になってからは、
近くの神社に行くようになり、

大麻比古神社に行くのは、
10年振りぐらいになる。

子供の頃は、タクシーで来ていた。

お正月は、すごい人出で、
境内に続く参道には、
たくさんの屋台が出ていて、

甘い匂いや、香ばしい匂いが混ざり合い、
独特の臭いが流れていた。

子供の頃の私は、毎年、車酔いになり、

この臭いが、私を一層苦しめたのを、
覚えている。

お正月も7日の今日…
人出も、そう多くは無いだろう…と、
思っていたら、

意外にも、多くてびっくりした。
(ヤッパリ日本人は信心深い…)

本殿で手を合わせ、
家族みんなの幸せを願った。🙏

参道を戻り、
すぐ近くに建つ「ドイツ館」に車を停めた。

初めて、ドイツ館の中に入った。


1917年から1920年までの3年間、
日独戦争で捕虜になったドイツ兵、約1,000人
が、
ここの「板東俘虜収容所」に収容されていた。


所長の松江豊壽は、
ドイツ兵を捕虜としてではなく、人として、
人権を尊重して、自由な生活を認めた。

ドイツ館には、
当時のドイツ兵達の活動の様子や、
地域の人達との交流の様子、

ドイツ館が創設された経緯や資料、

ドイツ兵が作った家具や、



生活用品、写真等が、




とても丁寧で、綺麗に
展示されていて、


今も、この板東の住民たちの、
ドイツ兵に対する友好と、
親密な絆を感じた。

此処が、ドイツ兵によって、
ベートーベンの「交響曲第九番」が、

アジアで初めて演奏された地
としても、

大変有名だ。



ベートーベンの銅像

地元、徳島の事なのに、
詳しく知らなかったのは、恥じたね。

聞かれたら、答えられるように、
もっと
勉強をしなくては…









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孫とあすたむらんどに

2019-01-06 20:07:16 | 田舎日記
1日から、徳島の父の家に来ていた孫2人(7歳と9歳)を、息子が香川から迎えに来た。

9時に迎えに来て、
あすたむらんどに行く…と、メールが届いていたので、
準備をして待っていた。

約束の時間より30分遅れて着いた息子の車に、
孫と一緒に私も乗り込んだ。

あすたむらんど…とは、
徳島県板野郡にある、子供向けの科学教育をテーマにした公園で

プラネタリウムや科学館や体験工房などがあるテーマパーク



今日は朝から、みぞれ混じりの冷たい雨が降っていた。
生憎の天気に、大丈夫かな?…と、思いながら、
あすたむらんどに、到着してみると、

やはり、駐車場はガラガラ…



みぞれ混じりの小雨を避けるため、
遊具などは無視…

広い公園を足早に歩いて、
館内に飛び込んだ。

館内にも、人は数人…

人が多いときは、順番待ちをしないといけないのだが、
今日は、貸し切り状態で…

孫達も、あっちに、こっちにと、
自由に動き回り、

沢山ある展示物や、実験装置などを
思い切り楽しむ事が出来たようだ。

あすたむらんどには、
孫達と、なんども来ていたが、

今回、初めて、四季彩館にはいり、
万華鏡映像による、幻想的な空間を体験した。

室内は、床以外の3方が、鏡になっていて、
並べられた椅子に座ると、

自然の四季が、映し出され、
その映像が、クルクルと回った。

目が回りそうだが、
美しい…

巨大な万華鏡の中に、
紛れ込んだ…そんな感覚を体験した。

孫以上に、私が一番楽しんでいたかも…

そこを出て最後に、ウオータランド「吉野川めぐり」を…体験。


小舟に乗って、渓流下りをした。




この坂を登った先は…??

小舟は急降下する。

子供向けと、タカをくくっていたら、

これが、結構怖くて…

年甲斐もなく、キャーキャーと、
大声を出してしまった


楽しい時間は、アッと言う間に過ぎて…

4時前には、孫達は香川に帰って行った。

孫のバイバイと、同時に

私の正月も終わった。













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懐かしい小学校

2019-01-04 14:05:28 | 田舎日記
正月も4日

退屈し始めた孫を連れて、
散歩に出た。

外は、冷たいが、
日差しは暖かかった。

田舎は、
都会以上に、車社会。
車がないと、どこにも行けない。

散歩に行こう…と、誘い出したものの、
歩いて行けるところも、
そうたくさんない。

歩きながら、
小学校に行こう…と、思い付き、
孫を連れて歩き出した。

あら?
道を間違えた!

今の父の家は、私が結婚して家を出てから、
建てた家。

その前、私が高校、会社勤めしていた頃の家は、
父と母が最初に建てた家だった。

中学校の頃は、
父と母が、中古で買った一戸建ての家に住んでいた。

それ以前は、借家住まい、
幼稚園前の幼少の頃の家、

そして、小学校の頃の家、

同じ町だが、なんども引越しをしている。

小学校を卒業してから、
58年が経っている。

小学校は今も同じ場所にあるのに、

あの当時、住んでいた家が違うので、
通った道が違っていて、
あらあら?
道間違えた?????…って、事になった。

小学校の入り口に、
大きな池があり、
ここでよくタニシを釣ったよ。

そして、焼いて食べたけど…

今見る池は、すごく汚くて…

よくこんな池のタニシを食べたわ…
あの頃は、なんでも食べた。
蜂の子も、桑の実も食べたよ。
そんな時代だった…


懐かしい…
右のヘェンスの下が池


門から見る校庭…
今見ても、広いね。


校庭のケヤキの木

小学生の時から、大きな木だった。

まだ、ここに立っていた。
感激!すごく懐かしい!

夏は、大きな木陰を作ってくれ、
この木の下で、よく遊んだよ。


校舎はすっかり、綺麗になっている。
昔は、木造の平屋の校舎が、
横に3棟並んでいた。


校舎の玄関、
入口のソテツの木、
今も昔のまま…

ここに、二宮金次郎の銅像があったけど…

変わってしまった風景と、
変わらないままの風景…

もっと、もっと、
懐かしい昔に浸っていたかったのに、

シーンとした広い学校に、ビビったのか?

早く帰ろう…って、孫に急かされて、

後ろ髪を引かれながら、家路にと引き返した。

卒業して、初めて、足を踏み入れた小学校は、
タイムカプセルのように、
小学生の自分に会わせてくれた。

そして、小さな私に言いたいよ。

私、頑張って生きてきたよ…。
















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孫の卵焼き

2019-01-02 17:08:54 | 田舎日記
元旦の昼過ぎ
香川の次男家族が来てくれた。

11月の香川で開催した展示会にも、みんな揃って見に来てくれたので、

1ヶ月ちょっとでの再開なのに、
孫は、大きくなっている。

特に一番下の孫は、
会わない間に、5歳のお誕生日を迎えて、
少し大人ぽく見える

誰も済まなくなった家は、
家全体が寂寥感に包まれ、
寒々としていたが、

子供の声が聞こえ始めると、
一気に明るくなり、
父がいた時の、暖かさが戻ってきた。


昨年の暮れに、7歳の孫(男の子)から
、「おばあちゃんに、卵焼きをつくってあげるきん」(香川弁)
と、LINEが届いていた。

兄弟の真ん中で、
トラブルメーカーの、孫が、卵焼きができるようになったのか?…と、孫の成長が感慨深かった。

昨夜も、寝る前に、
「明日の朝、5時半におこして!
卵焼き作らないといかんきん!」と、言って布団に入った。

孫は、今朝、5時半に起きて、
公文や自主勉強を1時間して…
(これも、すごい成長…)

パパやママ、家族みんなの分、
6人分の卵焼きを作ってくれた。

1個づつ卵割って、
牛乳を少し、
お塩を少し入れ…

ほらね




こんなに、上手に作ってくれたよ。

すごいすごい!

この味、忘れられないよ。
忘れるはずがないよ。


今日の午後、
9歳と7歳の孫を置いて、息子家族は帰ったが、

「明日も、次も、卵焼き作ってあげる」…と、

小さな名コックさんの、
朝食がいただけるなんて…

幸せで、寿命が伸びそうだよ。






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父の居ない家で迎える正月

2018-12-31 20:06:54 | 田舎日記
2018年も、残すところ数時間

新しい年が始まる。

皆さんは、どこで、どんな思いで、
この瞬間を、迎えているのでしょうか?

私は、今朝、高速バスに乗って、
父の居ない実家に帰ってきた。

2年前まで、
毎月、父の介護のため、
このバスに乗り、この道を通った。

それが4年半…続いた。

住む主の居ない家に、
正月を迎えるため、

神棚を掃除して、しめ縄を飾った。

父が亡くなる前の年の暮れに、
二人で神棚に、しめ縄を飾った。

その20日後に…父が亡くなった…。

「お父さん、これでいいかな?」…と、問いかけたが…。

几帳面で真面目で、何事も、きっちりとしていた父だった。

大雑把な私は、よく注意されたが、
それも、懐かしい…

「そうじゃないやろ!」…
もう、叱っても貰えないね。


正月を迎えてすぐ、父の3回忌の法要を営む。

それが済むと、
この家をどうするか?…兄弟で相談する。

父と母が建てた家だ。
建設するときは、
長男が帰って来てくれるのを、
母は、望んでいた。

申し訳ない

この家を処分しようと話し合っていることを、
知ったら、
どう思うだろうか?

大事な家を守ることも出来ない、
不甲斐ない子供達を、
どんな目で見ているのだろうか?

そんな事を、
胸にヒシヒシと感じながら、
念入りに掃除をした。🧹🧤

この家が愛おしかった。

父と母の背中をさするように、
私は、何度も、床を拭いた。


父の庭の金柑が、今年も沢山の実を付けていた。
誰の為でも無く…







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