きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

故郷を想う!!

2013-03-30 09:48:25 | 日記


毎月第三日曜日が、染色のお稽古日だが、

その日に来られなかったHさんが来て、染色をした。

Hさんも忙しい人で、
自分たちの生活以外に、ご両親が遺された田舎の家や田畑も守っておられる。

ご主人は会社を起ち上げられたばかりで、その仕事もサポートしながら、
毎月2~3回、ご主人と田舎に帰られ、家の掃除や農作業をするそうだ。

「田舎が有って良かったね!」は両親が健在でいてくれている間だけ。
これが現実だと、私も最近気が付いた。

TVで、誰も住む人が居なくなった家が、廃墟のようになって、問題になっている事も知った。

私は92歳の父の看護で、田舎で2週間、こちらで2週間の生活をしているが、
もし、いつかその必要が無くなったら、田舎には帰らないだろう。
そうすると、田舎の家の管理はどうすればいいのか?
過疎が進む一方の田舎の古い家は、到底、売れる見込みなど無いだろう。

故郷は父や母が居て、暖かく迎えてくれる場所。
思い出だけでは、足が遠退く気がして悲しい。



お父さん、私は後8年、

あなたの傍にも、故郷にも帰りたいと思っている。
だから100歳まで、頑張ってね!!

 

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木彫りのキーホルダー完成!

2013-03-28 09:25:28 | 木彫り

先日 予約を頂いていた木彫りのキーホルダーを、今日は彫りを仕上げて塗りをした。

金太郎も雷の子も、コスチュームが簡単なので、
色に悩む事も無く、スムーズに塗りあがった。

女の子のお洋服は、結構楽しみながらコーディネートをしてみた。
もうすぐ他所の子になってしまうから、
髪飾りも重ね着の服も、出来るだけ可愛くおしゃれをさせてあげたよ。
(親心???)

  
彫り完了     下塗り         塗り


 
   仕上げ      後姿もキュート!

目を入れると、やっぱり可愛いね!
手作りなので、1つ1つ作る度に表情は違ってくる。
恐ろしいくらい自分の気持ちが出るので、目を入れる時は
穏やかな気持ちにして、焦らずに入れるようにしている。

今日の顔はどうかな?

可愛いくチーズ!
3人揃って、写真に納まりました。

 

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木蘭の涙!

2013-03-27 09:00:17 | 日記

寒の戻りの1日
家の中から見る日の光は、明るく優しそうに見えたのに、外に出ると風は冷たかった。
それでも、自転車で走っていると、春を見つける事が出来る。

コンクリートの道の端にタンポポが・・・その笑顔に誘われて走り寄った。
タンポポは、幼い日の春を思い出させてくれる。

武庫川女子校の塀には、沢山の桜の木が有るが、いつも決まって先に咲く木が有る。
余程、日当たりが良いのか?
そこが暖かい風の通り道なのか?
それとも、人間と同じように桜の木にも、目立ちがり屋がいるのか?
その木だけは先に花を付け、みんなの注目を浴びている。
 

桜の花は、やっぱり入学式を思い出させてくれる。
自分の中学校の時の入学式や、二人の息子の入学式。
満開の桜の花と一緒に、嬉しい思い出ばかりが、頭の中をスクロールする。

1週間前に、この道を通った時には満開だったモクレン(ハクモクレン)の白い花は、
もう、枯れ始めていて、ちょっと写真を撮るのが遅れてしまった。
 

モクレンを見ると、口に出てくる歌が有る。
スターダスト・レビューの“木蘭の涙”だ。

逢いたくて 逢いたくて
この胸のささやきが
あなたを探している
あなたを呼んでいる

いつまでも いつまでも
そばに居ると言ってた
あなたは嘘つきだね
心は置き去りに・・・・・・

もう数年前になるが、友人に誘われて神戸のコンサートを観に行った事が有る。
この歌は、コマーシャルで知っていたが、
この歌を歌っているのが「スターダスト・レビュー」だと、その時、知った。
それから大好きな歌になった。
フッと気が付くと、同じ歌詞を何度も繰り返している事があるが、
切なくて、苦しい歌詞ですよね。

柔らかな春の日差しの中で、天に向かって、誰かの名を呼ぶかのように咲く
白い木蘭の花は、やっぱりこの歌詞にぴったり。

この歌詞のような、こんなに人を恋しがり、こんな切ない思いをする経験も無いまま、64歳になったのは、
幸せなのか?
不幸なのか????

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柿渋染の新作品!!

2013-03-24 22:32:25 | 染色

1年ぐらい前から、柿渋染ばかり染めている。
柿渋染のトートバックもカードケースも手帳も、たくさん作って来た。
そろそろ新しい作品を考えなければならないが、
私の頭の中の、センスやアイデアの埋蔵量は意外なほど少なく、
すでに底をついたようで、いくら絞り出しても出て来ない。

柿渋染は、
熟す前の渋柿の青い果実をつぶし、果汁を2年間発酵させた液で
染める
日本に古くからある染色だ。

空気に触れると硬くなる特性が有り、塗ると耐久性に優れ、
防水効果も有るため、昔から和傘や酒袋などに使われて来た。
ただ発酵させる為、異臭がするし、染め方も何度も塗り重ね、
日光に当てて色を発色させる為、手間も時間もかかる。
それに素人では染ムラになり易く、染め方も難しい。

最近そんな問題も改良され、簡単に染められるようになった。
京都の田中直染料店には、無臭の柿渋液も有り、
柿渋をゲル状にした柿渋糊もある。
私は、柿渋糊を使って小物を作っている。
塗り重ねると、褐色の天然染料の色合いと、皮のような風合いになり
気に入っている。

悩みの種だった柿渋染の新作も、何度も試作を繰り返し、
柿渋染のペンケースが完成した。


  

元々、生地の硬い帆布に顔料と柿渋糊を塗り重ねると、
ますます硬くなり、縫うのに苦労した。
布の重なりが1番多い所で9枚になる。
こんな時、工業用のミシンを使っていて良かった!!と思う。

  
   

苦労はしたが出来上がりには、満足。
今日生まれたばかりの我が子、なかなかカッコいいぜ!!


 

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巻き上げ絞りの暖簾

2013-03-22 21:19:45 | 染色

昨日は午前中出かける用事が有り、寒くなるとの予報だったので、
厚着をして出かけたが、出てすぐに手袋とマフラーを持って出なかったことを後悔した。
そんな日に、神戸ではソメイヨシノの開花宣言が有ったが、
春が来たことを、実感するには少し寒すぎた。

今日は、少しだけ暖かさが戻って来たお天気になり、
渡部さんが染色のお稽古に来られた。
前回から準備していた暖簾は、丁寧に巻き上げ絞りをして
来られていたので、

堅牢度の優れているスレン染料のダークブルーとブルーを3:1で
混ぜて染めた。





絞りの出方もちょうど良く涼しげで、透け感のある薄地の麻は、
これから夏のインテリアとして、大活躍しそうだ。

渡部さんも、染め上がりに満足され
「帰ったら、すぐに掛け替えられる」と、喜んで持って帰られた。
暖簾やタペストリーを1つ替えるだけで、部屋の雰囲気は
随分変わるものだ。

そう言えば、私も部屋のタペストリーは、まだ冬のまま。
そろそろ、掛け替えをしないといけない。
それとも、優しい色のタペストリーを染めようか?

外の光が明るくなると、
部屋も心も優しい色に模様替えしたくなる・・・・???


 

 

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