毎月第三日曜日が、染色のお稽古日だが、
その日に来られなかったHさんが来て、染色をした。
Hさんも忙しい人で、
自分たちの生活以外に、ご両親が遺された田舎の家や田畑も守っておられる。
ご主人は会社を起ち上げられたばかりで、その仕事もサポートしながら、
毎月2~3回、ご主人と田舎に帰られ、家の掃除や農作業をするそうだ。
「田舎が有って良かったね!」は両親が健在でいてくれている間だけ。
これが現実だと、私も最近気が付いた。
TVで、誰も住む人が居なくなった家が、廃墟のようになって、問題になっている事も知った。
私は92歳の父の看護で、田舎で2週間、こちらで2週間の生活をしているが、
もし、いつかその必要が無くなったら、田舎には帰らないだろう。
そうすると、田舎の家の管理はどうすればいいのか?
過疎が進む一方の田舎の古い家は、到底、売れる見込みなど無いだろう。
故郷は父や母が居て、暖かく迎えてくれる場所。
思い出だけでは、足が遠退く気がして悲しい。
お父さん、私は後8年、
あなたの傍にも、故郷にも帰りたいと思っている。
だから100歳まで、頑張ってね!!