きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

濃霧の中の恐怖のドライブ

2015-05-31 21:59:45 | 田舎日記
初夏の山に連れて行ってくれると言う。

昨夜からの雨は、朝には上がっていた。

雨を含んだ山は、いっそう緑を濃くし、
雨に濡れた木々の葉は、日の光にキラキラと輝いているだろう…
と、期待して、迎えに来てくれた車に乗った。

Mちゃんが、水の丸高原に行けば、
ピンクのホタルブクロが自生していると、教えてくれたので、
益々、期待が増した。

途中でお弁当とお茶を買って、昼食の準備も抜かりなし。

出発した時は曇りだった空も、雲の隙間から日が射し始めて来ていた。
…が、
山の中腹迄登って来ると、様子が変わって来た。
霧が出始めたのだ。
風があれば、霧は流されるのだが、今日は無風。

車が山を登るにつれ、霧は、益々濃くなり、
すぐに、真っ白な霧に包まれてしまった。
1m先が見えない。

車幅一杯の山道は、クネクネとカーブする細い道。
片方は、ガードレールも無い深い谷底。

一つ間違えば…ムチャ
怖いが、同乗した以上は、Mちゃんのご主人の運転を信じるしか無い。

車は、前方を確かめながら、慎重にノロノロと歩くような速度で進んで行った。
恐怖で寿命が縮むような思いに耐え、
やっと、水の丸高原の駐車場に着いた時は、ホッとした。

いつもなら、見晴らしも良く、
パラグライダーのフライト基地のある処だが、
今日は、何も何も何も見えないし


ピンクのホタルブクロが咲いているだろうと思って来たが、
少し時期が早かった様で、見つけられなかったし

仕方なく、車内で買ったお弁当を食べ、すぐさま下山することにした。
下山もまた、濃霧の中…。

今日は、初夏の山のドライブの筈だったのに、
濃霧の中の恐怖のドライブで、

山の緑も、ピンクのホタルブクロも、期待はずれだったが、

下山の途中で、白いホタルブクロと、

定家葛を見つけて、

持って帰って来たし、


何より、無事帰って来られたのだから、二重丸で良し




















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

父と農作業と…。

2015-05-30 14:15:15 | 田舎日記
田舎に帰ってきた日は、真夏の様な暑い日だった。
父は、TVの前の椅子の中に身体を沈め、
TVを見ていた。
部屋は地面に照り付ける日差しで、熱風の様な風が入って来ていた。
「簾を下ろしてくれ」…と、父に言われ、
急いで、軒下に丸めてしまっていた簾を下ろし、簾の下をブロックで固定した。
それだけの作業でも、肌が痛い程、照り付ける日差しは強かった。

物置から、扇風機を出し、父の前と、ベットの窓際に置き、スイッチを入れた。

冷たい麦茶を作り、夕方になるのを待って、
庭木や畑に水撒きをした。

昨年迄は、父が一人で出来ていた事で有るが…。

この暑さでも、自分では動くことも億劫になり、
私の帰りを待っていたのかと思うと、
心が痛んだ。

翌日から、4時半に起き、5時過ぎには庭に出て、
花壇や庭の草引きをして、
日が登る前に、家の周りの庭木や畑の水撒きを済ませた。

朝夕2回の水撒きは、
1時間余り掛かり、充分、重労働だ。

菊の花や野菜や庭木を育てるのは、父の楽しみでも有ると思っているが、
その世話や手入れが、徐々に出来なくなりつつある。


先月植えたトマトは、小さな実を付け始めているし、
キュウリも花を付け、ツルを地面に這わせ始めている。

早急に支柱を立てて、やらなければならない。
父に聞き、準備をして、
日が傾き始める5時過ぎに畑に出た。
それでも、日差しは結構きつい!

トマトの苗の横に鉄製の杭を打ち込み、
その穴にプラスチックの支柱を埋め込み立て、
その支柱にトマトの茎を縛り付けた。
1時間経ち、トマトと茄子に支柱が立った処へ父が出て来て、
「それでは、風でひっくり返る。」と…

身体は動かなくても、自分の思う様にならないと、
黙っておられない様だ。

それから1時間、父の命令で支柱はやり直し…。
7時になり、日はすっかり落ちた。
キュウリの支柱はまだだが、
「今日はここ迄、続きは明日」と、作業を打ち切り、
私は先に、家に入った。
夕食が遅くなったが、昼間にMちゃんに連れて行ってもらったお肉屋さんで、
和牛のステーキを買っておいたので、焼くだけで準備が出来た。
まだ畑でゴソゴソしている父に、
「夕飯出来たよ」と、声を掛けても、一向に帰ってこない。
再度「夕飯出来たよ!後は明日にしようよ」…と、
「分かった」うるさいなぁ…と言わんばかりの不機嫌な返事。

スッカリ、ステーキは冷めてしまったが、
黙って父は口に運んでいた。

昼間、ヘルパーさんが
「農業もしたことない都会の娘さんが、虫も嫌がらず農業をしてくれて良かったね」
と、父に話しかけてくれても、返事は無かった。

一体どう思っているのだろうか?
大正生まれの男は、無口なのが美徳と思っているのか?

父に褒められるのは、いつの事やら…。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Oさんの染色お稽古

2015-05-27 09:26:52 | 染色
5月26日
Oさんが染色のお稽古に来られた。
先週のお稽古日には、家を改装されていて、お休みされていた。
まだ、家は片付いていないが、私が田舎に帰る前にと、
都合を付けて来てくれた。

今日も、板締めの暖簾を、2種類染め、


Tシャツも、以前染めた色が派手すぎるので…と、染め変えられた。


Oさんは、いつも仕事が丁寧で、熱心にお稽古される。
私も学ばなければ…と、感心している。

Oさんが以前染めた、風呂敷
どんな技法だったか? 分からない…と、持って来られた。

これを、再現することを、
私の宿題として、田舎に持ち帰ることにした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さあ 送ろう!

2015-05-25 23:33:27 | 手芸
孫の手作り人形が出来た。
私のロングシャツも縫い上がった。

私のエンジンは、ますます加速して、
難題もつぎつぎとクリアしていった。 調子イイぞ!

そのまま、孫の服まで縫ったよ。


さあ 送ろう!
お誕生日プレゼントの人形と一緒に箱に詰めて

出来たての、ホッカホカだよ。
届いたら、箱を開けてごらん。
湯気が出るから…


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バイカラーのロングシャツ

2015-05-25 06:59:03 | 手芸
田舎で裁断して、持って帰って来た服は、
我が家に10日しか滞在出来ないので、
縫うのは無理かな?…と、諦めていた。

ブラブラとショッピングしている時に、今、流行りだから
お店に並んでいるのを、よく目にするが、
結構イイ値が付いている。

それなら、頑張って縫っちゃお‼︎

…で、頑張ったら出来たよ。



後ろ身頃が、別布になっているのは、
実は、着丈を長くしたので、後ろ身頃が足りなかったのだ。
でも、イイじゃない!
これって、今、流行りの バイカラーって言うらしいから…

これ着て、田舎の父の所に帰ろう!
少しテンション上がってきたぞ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする