展示会の出展作品のリスト作りは、結局1日かかってしまった。
結構、雑用の方が手間も時間が掛ってしまう。
それでも、何とか11月の展示会の準備は、ほぼ出来、
ここ数か月、私の肩に圧し掛かっていた大きな重たい荷を
やっと下ろす事が出来た。(ホッ)
染色も一応片付いたので、今日は久しぶりに木彫りをした。
寒くなるとの予報だったが、風もなく暖かかったので
気分よくベランダで作業を始めた。
急いで仕上げなければならない仕事があった。
「三人の姪にプレゼントしたいから」と、
“木彫りの女の子のキーホルダー”の依頼を受けたのは、
もう数か月前になる。
染色の展示会の準備もあったが、それ以外にずいぶん遅れた理由がある。
もう、この女の子は沢山の数を彫ったが、彫る度に服のデザインが細かくなっていく。
初期の作品は、もっと簡単なデザインだったのだが、
細かく彫りだすと止められなくなり、その為ずいぶん時間が掛ってしまった。
今回の女の子の服装もずいぶん細かく凝ってしまい、
老眼鏡を掛けながらの作業だったが、お気に入りの三姉妹が出来た。
赤ずきんちゃんと、セーラー服の少女と、夏のお嬢さん
セーラー服の少女は、私の中学の制服を着せた。
後の二人は、孫と一緒に考えた。
この後、キーホルダーの金具を付けると仕上りになる。
そして、この子たちも、やっとお嫁入りする。
いや!お嫁に行ってしまう。
色を塗り目鼻を付けると、木彫りは我が子になる。
手放す時は、やっぱり心淋しい!