我が家のひまわりは、アンガールズ！！

我が家のベランダに、ひまわりの花が咲いた。

鉢上から９０㎝もある立派な背丈をしているが、茎が細くて、子供の箸ぐらいの太さしかない。
葉っぱと言うと、これまた小さくて白っぽい。
下の方は、すでに枯れて落ちてしまっている。
それでも、
花は、１０㎝程の小ぶりだが、ちゃんと黄色いひまわりの花を咲かせている。

見るからに、貧弱で、みすぼらしい姿をしていて、
元気なイメージのひまわりの花とは、ほど遠い。

まさか、こんな品種なのか？
まさか、ひまわりも夏バテ？？　

この花は、５月の母の日に、二男が送ってくれたユリの鉢植えに
お店の人のご厚意で、ひまわりの種が２粒添えられていたものだ。

１粒は、発芽の途中で、だめになったが、残った１粒が、このひまわりの花だ。

写真を撮ろうと近づくと、わずかな風にも、大きく左右、前後に揺れ、
頼りなく、体を震わせる。

どうしたものかと、しばらく離れて見ていたが、
面白いことに、気が付いた。

似ている！　
ヒョロヒョロした頼りない感じが、アンガールズの田中さんに。　

 

そう思い始めると、このひまわりは、アンガールズの田中さんにしか見えなくなってきた。
こうして、我が家のひまわりは“アンガールズの田中さん”と、私に呼ばれている。

ある日、TVで、アンガールズの田中さんを見た。
細いピチピチのズボンに、ヒョロヒョロの身体。
両手を、しきりに振ってしゃべるその様子は、やっぱり、我が家のひまわりに似てる。

我が家のひまわりが、アンガールズの田中さんに似ているのか、
アンガールズの田中さんが、我が家のひまわりに似ているのかは、
どうでもいいが、

お店の人の添え書きに
「きれいな花を咲かせて、送り主さんに写真を送ってくださいね。」と、あった。

我が家のひまわり　“アンガールズの田中さん”を、
やっぱり、二男に写メで送るべきなのか・・・