きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

ソプラノのミニコンサートに癒されて…

2021-10-05 09:10:00 | 生涯学習大学
今日も
陽射しの中は暑かった。

午後から、宮水学園に自転車で出かけた。
いつもは余裕を持って出掛けるのに、
今日は出発が少し遅くなった。

そんな日に限って…
途中の道が工事中で、
迂回を指示された。

いつもと違う道に出ると、
方向音痴の私は、
方向がわからなくなり…
道に迷い…焦った。

開講ギリギリに間に合ったが、

心臓はパクパク、汗はびっしょり…

あぁ〜あ…な状態で席についた。


今日の講座は、

ソプラノの田中郷子さんと
ピアノの中内咲樹さんによる、

“歌が繋ぐ人と街"と題したミニコンサート

この舞台で生歌を聞かせてもらうのは、
2年振り。

故郷、オ.シャンゼリゼ、私の大好きなお父様、帰れソレントへ、さくらさくら…等
を聞かせてもらった。

ソプラノの澄んだ歌声が、

一滴の滴のように、私の身体にジワジワと染み込んでいく…この感覚!

自粛中、私が失ったものはこれだった!…と思えた。

衣食住が足りれば、人は生きてはいけるが…

音楽や美術や芸術は、
生活を豊かに色付けてくれるもの。

それらが奪われると、

色のない灰色の景色と、
無味無臭の空気の世界に閉じ込められた…
気分になる。

自粛中は、それに近い生活を強いられて来たが、
それに慣れてしまっている自分が怖い

やっと緊急事態宣言が解除されたが、

また、6波が来る…と予想されている。

元の生活に戻っていいのだろうか?
戻れないのだろうか?

固く閉めた心の扉を開けて、

この閉じ込められた状況から、
出てもいいのだろうか?…


澄んだ秋空は、2年前と同じ色なのに、

その下の世界は、様変わりしている。

この空は、何を見て、

何を知っているのだろう…









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