ポストに寒中見舞いが届いていた。
もう1月も終わろうとしている。
お正月気分は、とっくになくなっているが…
毎年、年末の大きな行事の年賀状。
出す枚数も、貰う枚数も、年々少なくなっていく…😢
そんな中、
今年で年賀状のご挨拶は、終わりにしたいと思います…
との添え書きがあったのが2通。
私も今年で76才。
年末の気忙しい時に、
年賀状の準備は
少々億劫になって来ているのも事実だが…
94才でなくなった父は、
亡くなる年まで、年賀状を出し続けていた。
葉書が印刷できる小さなプリンターで、
一枚一枚、相手の住所を確かめながら、
丁寧に自分で印刷していた。
「これは生きている証明書だから…」と。
今は、年賀状を出さなくても、メールやLINEで、新年の挨拶はできる…と言う。
その方が断然早いし、合理的なのかもしれない…けど…
コロナ禍で人との密なコミュニケーションが取れなかった三年間
離れて住む孫と100通以上の葉書の交換をしていた。
相手を思い…言葉を選んだり、絵を描いたり…
お話をリレーで繋げていった事もあった。
「もしもしおばあちゃん元気?」…
そう電話をすれば、
1分で済むことだけど…
3日も掛かって届く葉書を待ち侘びたり…
その葉書に何度も書き直した後があったり、
キャラクターの絵が添えられていたりすると…
胸が熱くなるほど、嬉しかった。
今の時代そんな葉書など、風潮に合わない?
それでもこの薄っぺらい小さな葉書が繋ぐコミュニケーションを大事にしたい…と思う。
世の中はコロナ前に少しづつ戻って来たけど、
三年間のコロナ禍で失ったものも多い…気がする。
人と人とのコミュニケーションの在り方も、
ずいぶん変わって来た…と思う。