きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

やっと出来た!

2024-12-24 05:53:00 | 洋裁
やっと出来た‼️

大変だった〜〜!💦💦💦

来年の1月に成人式を迎える孫は、
服飾系の大学の2回生。

まだ、ちゃんとした服を縫ったことが無いのに、
成人式に着るスーツを縫いたいと…

それも真っ赤な別珍で。😳

家族からも先生からも、まだ無理だから、やめておいた方がいい…と反対されたのに、

どうしても、着たいと、
あっぱれなほど、意志を曲げない。

根負けした先生も、特別に指導してくれる事になり、
そして、私の方にもとばっちりが。

「パンツは、おばあちゃん縫って…」と、頼まれた。

別珍のジャケットは、40年前に1回だけ縫ったことがあるが…
自信はない。

「無理だよ」と断ったが、
成人式に間に合わないから…と、頼まれると、仕方がない。💦

引き受けたものの、やっぱり大変だった。

別珍は毛足があるので、縫い合わすと、滑ってズレる…ズレる😩

縫い代の毛足をアイロンで潰して、
細かく躾をかけても、
それでも、うまく縫えない。

それに紳士物のパンツは、
後ろポケット、脇ポケット、前開きのファスナー付け、ベルト…と、
女性物とは違う。

本を参考に、なんとか縫いあげた。

自分としては、納得いかない出来だが、
これ以上は無理。😵

「おばあちゃんの腕では、これが限界、
足は二本入るから、これで勘弁してね
…と写真とメールを送った。



夢にも出て出てくるほど、
赤い、別珍のばけもに苦しめられたが、

やっと解放された。

孫のせいで、別珍が大嫌いになった。
…これは、冗談だが、


考えてみれば、

孫が縫ったジャケットと、
おばあちゃんが縫ったパンツを着て、
一生に一回の晴れの成人式に、
出てくれる。

こんなありがたいことは、無いでは無いか。

これから先も、こんな経験は、
もう無いかもしれない。

むしろ、
こんな幸せな思い出を作ってくれた孫に、
感謝しないといけない…のだ。

大変だったけど、
こんな幸せなおばあちゃんは、そうそう居ないよね。
ありがとう😊


「あなたの成人式のパンツ、おばあちゃんが縫ったよね」

10年先、ひょっとしたら15年先も、

そう言っている自分の姿が見えてくる。






コメント
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