柿渋染めとは、

1回目 よく晴れた日光に当てて、発色

(1回目)
良い天気なので1時間もすれば乾いたので、



(2回目)


(3回目 良い色に染まった)
青柿を圧搾して、発酵させた液で染める染色。
柿に含まれるタンニンは、
防腐、防水、防虫効果があり、
昔は番傘や団扇に塗られていた。
また、染料として布も染められる。
酒袋も柿渋染めである。
柿渋は、
日光にあたるほど色が濃くなり、
使い込むほどに、良い風合いが出て、
化学染料では出せない自然の色は、
今でも人気の染めだ。

ただ、青柿を数年かけて発酵させているので、
臭いがすごい。

今は、改良されて、無臭の柿渋液や、
手軽に染められる染料のような柿渋液も、
染料店では販売されている。
数日前、
物置を片付けていたら、
いつ買ったのか分からない柿渋液が出て来た。
出してみると固まってもいないので、
使えそう。
ちょうど、昔作ったトートバックを作り替えたいと思っていたので、
帆布を染めてみた。
ボールに柿渋液を入れ、水で2倍に薄めて、
帆布を入れ、
よく揉み込んだ。
帆布は硬いので、15分間
広げては揉み込み
広げては揉み込み…を繰り返した。

1回目 よく晴れた日光に当てて、発色


(1回目)
良い天気なので1時間もすれば乾いたので、
2回目に染める。



(2回目)
この日はここまでで、日が暮れたので、 終了。
今日は、雨の予報だったので、☔️
染めは出来ないと諦めていたら、
昼前から、予報に反して、
晴れて来た。

明日からも
梅雨の走りのような天気になりそうなので、
日光頼りの柿渋染めは、
今日の晴れを逃すわけにはいかない。
急いで、3回目を染めた。


(3回目 良い色に染まった)
染めては干し、日光で発色。
それを何度も繰り返して、
良い色に発色させる。
昔の柿渋染めは、お日さま次第!
ゆっくりと、
お日さまが、発色させてくれるのを待つ。
良い時間が、良い色を作り上げる。
そんな染色も
良いよね…✌️と、思う。
この後は、
鉄媒染液で、模様をつける予定。
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