きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

故佐竹由美さんの舞台衣装を…

2023-05-31 12:36:00 | 洋裁
昨年3月に亡くなられたソプラノ歌手
佐竹由美さんは、
私の染色の恩師 佐竹藍月先生の娘さんです。

ソプラノ歌手として、国内や海外でもコンサートを精力的にされ、
国立音大の教授として、たくさんの学生の指導をもされていた。

これから声楽家として円熟期…となるはずだったが、
まだ、62歳の若さで亡くなられた。

最愛の娘さんを亡くされ、
その悲しみも癒えないまま、
今年1月、佐竹藍月先生も、娘さんの元へと旅立たれた。😢

来年3月に、佐竹由美さんの追悼コンサートを開催する企画が着々と進んでいる。

今年4月、
打ち合わせのため、佐竹藍月先生の自宅に行かせてもらった。

声楽家の娘のために染められたドレスの数は、
先生の娘さんへの愛情そのもの。❤️

その中から、追悼コンサートに展示するドレスを選ぶのは、
難しい。

先生の染色の展示会の時に
先生が好んで展示されていたドレスなどを選んだ。

ドレスの中には、
よく着られたのであろう手直ししたものや、
大きく破れているのもあった。

それは展示されないとの事だったので、
私は1着いただいて帰った。

先生が染められた物にしては、
シックで、黒の絞り染め。



よく着て舞台に立たれたのであろう
お腹のところが擦り切れている。



ここに手を置いて、歌われている姿が目に浮かぶ。


お腹の擦り切れたところから下を、
ギャザースカートにすることにした。

舞台衣装なので、
後ろ裾を引きずって歩くように、
後ろ裾が長い。

裾もカットして短くした。

大体これくらい…と、大雑把に切ったので、
後で四苦八苦したが、

何とか着られるように仕上がった。



来年な3月3日の追悼コンサートに、
供養のため着て、出席しようと思う。











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