食い物に関係のないネタです。食い物以外のネタのときは、この「その他」カテゴリで、ありえないほど古い日付で書くことにします(ちなみに、今回は『本能寺の変』の新暦での日付にしました)。
このたび、私は、ラトックシステム社の”REX-Link2EX”を購入しました。PCからオーディオ・データをデジタルのまま受信機に飛ばし、受信機内蔵のD/Aコンバータでアナログ・データに変換、アンプに出力する、というシロモノです。この、D/Aコンバータ内蔵というところが肝腎なところで、そこのところを理解せず、ただのトランスミッターだと思って amazon におバカなレビューを書いている人がおりますが、まさに笑止千万。生半可な知識でしたり顔のレビューなんかするもんではございませんな。
※ 余計なお世話だとは思いますが……
デジタル・オーディオの音質を決める最大の要素がD/Aコンバータの品質であると言っても過言ではない(いくら駆動部やピック・アップ、スタビライザーを高性能にしてデジタル・データの読み取り精度を上げたところで、D/Aコンバータがショボければ、結局はショボい音を聞くことになる)。この”REX-Link2EX”は、従来品よりもD/Aコンバータの品質を上げたところが最大のウリなのである。
まず、パッケージの異様な小ささに驚きます。フローリング材の幅が約45ミリであると言えば、どのぐらいコンパクトか分かっていただけるでしょうか。
手作り感溢れるパッケージですね。カラー・プリンタで印刷してそのまま貼り付けただけw
箱を開けてもっとビックリ! 何というコンパクト・サイズ!
フラッシュメモリ型のヤツが送信機です。
シンプルながら、オーディオ機器然としたフォルム。従来品よりもだいぶ高くつきますし、素人には性能の差なんて分からんのでしょうが、長い目で見たらこういう落ち着いたデザインの方がイイと思います(”REX-Link2”のデザインは安っぽ過ぎるんですよ……)。
アンプと比べると、いかにコンパクトかが分かろうというもの。
まずは、受信機をセット・アップ……、といっても、大した作業はいりません。電源アダプタをつなぎ、ピンコードでアンプとつなぐだけです。
そういや、”REX-Link2EX”を買った人のブログで、この受信機を
デジタル・ケーブルで
アンプに接続した、と書いてあるのがありましたが、何てもったいないことをするのでしょう? そんなことしたら、本機のD/Aコンバータの出番がなくなってしまいますよ! それでは本機を購入した意味がないと思うのですが……。
閑話休題、今度は、送信機側のセット・アップです。……といっても、これまたやることはほとんどなし。PCのUSBコネクタに送信機を挿し込むだけ。
これでおしまい。あっけないほど簡単です。LEDが赤く光っているのは、通信が途絶えている、という意味。受信機側の電源を入れていないのだから当たり前ですね。
んだもんで、受信機側の電源をON。
しばらくすると、緑色のLEDが点灯しました。「Link完了!」という意味らしい。
無事、送信機側も緑色のLEDが点灯しました。後は、普通にオーディオ・ファイルを再生するだけ。音質面ではケチの付けようがない。
何より、システムが異様にシンプルになるのがイイ!
PC1台、外付けHDD1台、アンプ、スピーカー。たったコレだけ。後はたまりにたまったCDの内容をHDDに落として行くだけ(まあ、この作業が非常に辛いのですがね)。
【平成22年9月18日追記】
このシステムが非常に気に入った私は、リビング用にもう一つ買うことにしました。あくまでもBGM用なので廉価版の ”REX-Link2” の方にしました。
んで、コレが ”REX-Link 2” の受信機部分。ラトックのHPを見て想像していたのより遙かにコンパクトなボディに驚きました。写真ではチョイわかりづらいかと思われますが、隣のタバスコのビンと比較してみればどれほど小さいか、分かっていただけようかと。
アンプへの出力部分がRCAピンジャックではなくステレオミニジャックであるという点がチョイ不満ですが、リビングでBGMを聞き流すというのが主たる用途なのでそれほど目くじらを立てるほどのこともありません。
リビングの安物のスピーカで聴く限り、音質的にも十分満足です。
ただ、難点は、 ”EX” に比べるとかなり音途切れが生じやすいこと。送信機と受信機の間を人が横切るだけで音が途切れます。このあたり、もう少しどうにかならんもんかなあ???