土狸庵ゆめ日記

土タヌキおやじのひとりごと。

ダブルデート2

2010年06月05日 20時07分48秒 | 日記
創房「荻須」さんに別れを告げて帰路へ。

途中、午後のデートのお相手「舞娃荘」の女将さんをお迎えに。
山野草と骨董のスペシャリストとして著名な方で、
白髪におしゃれな装いと立ち振る舞いはなかなかの粋人。

この土タヌキを、どこでどうお気に召していただいたのか、
どうしても連れて行きたいところがあると、
ずいぶん前からお誘いを受けていたのだった。

夕刻に約束があるというぱらぽんさんとは藤枝で別れて島田市へ。
大井川の大きな橋を渡ったすぐの、牧之原台地の茶畑の中にある、
「遊庵」と呼ばれるお店が目的の場所だった。

前から存在は知っていたが、なかなか来れなかったお店だ。

鶏の声と庭樹の緑がやさしく出迎えてくれる、
なんとも安らぐ雰囲気がうれしい。
古民家を修復したという建物の店内は意外に広く、
古布をリサイクルした洋服や小物が並び、
こだわりの女性にはたまらない空間だろう。

右手にある喫茶のコーナーでは、コーヒーはもちろん、
軽食やランチも楽しめるという。
窓越しに茶畑の緑を眺めながら飲むお茶はまた格別だ。

早朝から楽しめるという「あさたま」という新メニュー。
庭先の鶏の産みたての卵でいただく「玉子かけご飯」だが、
出勤前のサラリーマンに好評だという。

「前からうわさはお聞きしていまして・・・」
「それはこちらも同じでして・・・」
「このお店で講座はいかが・・・?」

「遊庵」の女将とそんなやりとりを交わすうちに、
「舞娃荘」の女将の意図と気配りを察した土タヌキ、
なんとか実現に向けて検討をお約束した次第。

女将を送って家に戻れば、土タヌキの足腰はパンパン!
ちょっとハードなダブルデートの一日でした。

「遊庵」島田市阪本4379-1
    10時~15時・不定休
    0547-38-5333
    「あさたま」は要予約。
    




ダブルデート?

2010年06月05日 05時25分18秒 | 日記
真夏のような暑い一日。

4日は、ぱらぽんさんとデートの約束をしていた。
といっても艶っぽい話ではなく、静岡市の産業展示館で開催中の、
家具組合の新作発表会の見学だった。

ところがこの日、土タヌキは別の人と約束をしていたらしく、
確認の電話でダブルブッキングに気づいたというオソマツ。
とりあえず、午前と午後に振り分けてことなきを得たが、
そのイイカゲンさに、我ながらあきれ果てる始末。

午前10時、ぱらぽんさんと展示会会場へ到着。
4日は業者向けの展示日で、一般者の入場は出来ないが、
知りあいの業者からの招待ということで無事に入場。
さっそく会場内の「吉蔵」さんのブースへ。
緻密な細工と木目の美しさを生かした、
匠の技が冴える見事な家具類が並ぶ。

李朝風の高級家具を得意とする工房だが、
今年は少し趣をかえたようで、
そのモダンなデザインは、友人のO氏というから納得!
今回の展示会でも「銀賞」に輝いていた。

この「吉蔵」さんが、最近こだわっているのが厨子。
その出来栄えはGマークも受賞しているほど。
本来は、信仰する仏教のご本尊を祀る祠なのだが、
最近は仏壇代わりに遺影などを祀る人が増え、
そのデザインも多様になってきている。

最近ご主人を亡くされたぱらぽんさんも、
その想いがあるようで、共通の知人でもある
「吉蔵」さんを訪問したというわけ。
気さくなご主人の家具造りの苦心を聞きながら、
我が家の仏壇もそろそろ・・・なんて気もよぎる。

あらためて会場を見まわすと、景気の動向か、
例年に比してスケールは小さい感じも。
業者の係員の数だけが目立つ会場でした。
5・6日は一般開放日。賑わいを期待したいものだ。

「吉蔵」さんと別れて、同じ静岡市内の工房「荻須」さんへ。
こちらも、その技術と感性ではひけをとらない、
静岡でも秀逸な職人さんの工房。
最近では、材料置き場の倉庫を改装して、
常設の作品の展示場にしている。

あいにくご主人は留守だったが、
品の良い奥様とお嬢さんが出迎えてくれた。
ここ数年のご無沙汰を詫びつつ、
あいかわらずの見事な仕事ぶりに感動。
こちらでも、やはり厨子にこだわっていて、
土タヌキの心の揺れはさらに増大した感じも・・・。

近くの荻須さんお勧めの鰻屋さんで、
看板の「まぶし鰻定食」で豪華な昼食。
ひさしぶりに目とお腹の充実したデートとなりました。

ダブルデートの後半は次回に。