14日の深夜、第二部「老人と放射能」を見ました。

うろ覚えの中での前回の記事には、いくつか感違いがありました。
福島県浪江町に住む老人の名は川本さん。今年80歳になっていました。
東京での仕事は、工務店を営む大工さんでした。
17歳の頃から、自宅で子供たちを集め幻燈大会を開き、
結婚後もそれをつづけてきました。
それが、家族にも犠牲を強いることになり、
妻に去られる原因ともなったようでした。
そして、あの3月11日の大地震と原発事故。
放射能からの強制避難で、愛犬のシマを残したまま、
老人は二本松市の廃校で共同生活をしていました。
一時帰宅が許されると、真っ先に愛犬シマのもとへ。
怯えて人を怖がるようになっていたシマの、
放射能に汚れたその身体を洗い、抱きしめる川本さん。
大事な映写機を持ち帰り、娯楽の少ない避難者のためにと、
幻燈と映画の集いを毎日のように開いていました。
ときには観客が二・三人という日もありましたが、
川本さんの顔は充実感に満ちているようでした。
その後、二本松市の仮設住宅に入れることになり、
シマとも一緒に暮らすことができるようになりました。
離婚、裏切り、孤独、避難生活・・・、
そんな老人の心をずっと支えていたのは、
宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」の詩でした。
人のためにつくすことを信条に生きてきた川本さんは、
決して不幸なだけの老人ではありませんでした。
いまもおおぜいの人たちに感謝され慕われています。
このドキュメントは、1月22日にフジテレビの
ザ・ノンフィクションという番組で放送されたものでした。

うろ覚えの中での前回の記事には、いくつか感違いがありました。
福島県浪江町に住む老人の名は川本さん。今年80歳になっていました。
東京での仕事は、工務店を営む大工さんでした。
17歳の頃から、自宅で子供たちを集め幻燈大会を開き、
結婚後もそれをつづけてきました。
それが、家族にも犠牲を強いることになり、
妻に去られる原因ともなったようでした。
そして、あの3月11日の大地震と原発事故。
放射能からの強制避難で、愛犬のシマを残したまま、
老人は二本松市の廃校で共同生活をしていました。
一時帰宅が許されると、真っ先に愛犬シマのもとへ。
怯えて人を怖がるようになっていたシマの、
放射能に汚れたその身体を洗い、抱きしめる川本さん。
大事な映写機を持ち帰り、娯楽の少ない避難者のためにと、
幻燈と映画の集いを毎日のように開いていました。
ときには観客が二・三人という日もありましたが、
川本さんの顔は充実感に満ちているようでした。
その後、二本松市の仮設住宅に入れることになり、
シマとも一緒に暮らすことができるようになりました。
離婚、裏切り、孤独、避難生活・・・、
そんな老人の心をずっと支えていたのは、
宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」の詩でした。
人のためにつくすことを信条に生きてきた川本さんは、
決して不幸なだけの老人ではありませんでした。
いまもおおぜいの人たちに感謝され慕われています。
このドキュメントは、1月22日にフジテレビの
ザ・ノンフィクションという番組で放送されたものでした。