土狸庵ゆめ日記

土タヌキおやじのひとりごと。

花とタケノコ

2010年04月14日 17時51分58秒 | 日記
雨が降ったり、好天気になったり、
気まぐれな天気がつづきます。

心のうちにぽっかりと穴のあいたような、
妙な虚脱感につつまれて、
何も手につかなくなった三日間でした。

やっぱり、失ったものの大きさでしょうか・・・。

そんな、沈んだ気持ちをやわらげてくれたのは、
小さな花の美しさでした。

昨年植えたデイジーやノースポールの花達。
すっかり枯れてしまったと思っていたのに、
鉢の隅から芽をのばし、白い可憐な花を開きました。

見渡せば、土だけのようになっていた他の鉢にも、
新しい芽が伸びて、つぼみも膨らんでいます。

植物って本当に強いですねえ・・・。


下の写真は、旬のタケノコ。
採れたてをいただいたのですが、
水煮をしたのは初めて。
ぬかが無かったので、お米のとぎ汁で煮てみました。

さらに、かつおぶしと味噌で少し味付け。
ちょっとまだえぐ味はある感じでしたが、
サクサクとした歯ごたえは格別!
春らしい旬のおいしさをいただきました。

そういえば、子供の頃に、
タケノコの皮に梅干をつつんで、
チューチュー吸っていたのを思い出しました。
貧乏な時代の素朴なおやつでしたねえ。

明日は蒲原の生徒作品展の準備日です。

元気を出して行ってきま~す!




さよなら、ぱらぽんパパ

2010年04月11日 16時56分26秒 | 日記
あたたかいというより暑いくらいの日曜日。

ぱらぽんさんこと、青陰悦子さんのご主人、
青陰重典さんのご葬儀に参列させていただきました。

悲しみの中で気丈にがんばる、
ぱらぽんさん親子の姿が胸を打ちました。

ご家族、ご親族と、大勢の友人の方々に見送られて、
生前の氏の交友の広さと人望の厚さを知るとともに、
幸せそうな笑顔のご遺影が印象的でした。

ご冥福をお祈りいたします。


死とは悲しいものです。
いくつかの死を見て感じたことがありました。

遅かれ早かれ、誰もが死を迎えます。
死とは、同時に生を考えるものではないかと思えるのです。
残された者に、生きることの大切さを教えてくれているような気がします。

「悔いのないように生きているか?」

「一日、一日を大切に生きろ!」

お盆やお彼岸などで人の死を思い返すとき、
そう問いかけられているように思えます。


なのに・・・・・・、

「今日食べたいものは、今日のうちに食べておこう!」


やっぱりダメな、土タヌキの哲学的なお話でした。





悲しいお知らせ。

2010年04月08日 20時20分38秒 | 日記
悲しいお知らせです。

大切な友人のぱらぽんさんのご主人が、
7日夕刻急逝しました。
少し前から入院していましたが、
願いもかなわず悲しい結果になってしまいました。

念のためお知らせしておきます。

通夜は10日(土曜日)18時より
ご出棺は11日(日曜日)9時45分、
ご葬儀は13時より。
会場は、いずれも藤枝市の平安会館(瀬戸川脇)です。

思えば、ご主人との出会いとご縁は、
ご主人手作りの三線でした。

いろんな思い出がよみがえりますが、
いまは何も言葉が浮かびません。

写真は、土タヌキのために手作りしてくれた三線です。
思い出とともに、大切にしたいと思います。

ご冥福をお祈りいたします。



過ぎたるは・・・・?

2010年04月07日 15時34分11秒 | 日記
雨が多いねえ。

すっかり古民家並みになった我が家、
思わぬところで雨漏りがしたりして大変だった!
気がついたときに、すぐに直せばよいのだが、
晴れ間が続くとすぐに忘れてしまうから困ったものだ。

先日、スーパーでトイレットぺーパーを買った。
いつも安いものから選んでいるのだが、
「森のくだものやさん」という、
あんがいオシャレなデザインが目にとまった。

リンゴとかオレンジとかあったが、
好きなブルーベリーを選んでみた。

ジャムといえばほとんどブルーベリーという土タヌキ。
これから毎日、ブルーベリーの香りにつつまれての至極の時間が・・・
と思ったのが大間違いだった!

トイレ中がブルーベリーの香りで充満すると、
美味しそうどころか、なんとも気分が重くなる。
ブルーベリーってこんな香りだったっけ・・?

あれほど好きだったものが、
思いだすのもイヤになったこの頃。
過ぎたるはなんとやら・・・・
・・・・怖いものだねえ。


胡蝶蘭のバッグ

2010年04月03日 23時28分46秒 | 日記
あたたかい土曜日。

急な生徒さんのキャンセルで静かな午前。
ベテランの生徒さんがひょっこり来店。
大きな作品の仕上げをお手伝い。

午後も、生徒さんが二名だけのゆったりモード。
楽しく会話しながら、仕上げのお手伝い。

余った時間で、かねて依頼されていたバッグを最終仕上げ。
絵柄のご希望は「白い胡蝶蘭」ということで、
土タヌキにとっても初めての挑戦。

一閑張りは柿渋での仕上げが基本。
普通は何層にも塗り重ねてツヤと強度を出すのだが、
それでは数年後には、絵柄が見えぬほどに濃く変化する。

白い花などの絵柄はそこがむずかしい。
といって、ニス仕上げはどうも納得できない。
はてさて、いかがなすべきや・・・。

極意の「木の葉の術」を駆使して、
とりあえず納得できる仕上がりになったが、
さて、気に入っていただけるか否か・・・。

楽しみと不安が入り混じる週末となりましたが、
翌朝にはあっさりとキャンセルの連絡が・・・。

まあ、こんなものでしょうね。

お疲れさま・・・・でした。






釣耕苑

2010年04月02日 19時24分43秒 | 日記
朝からはげしい雨。

古い友人でもある、岡部町の藍染作家「増井隆夫」氏と、
島田市大草にある古民家「釣耕苑」へ出かけた。

幸い雨も小降りになり、小高い山並みと田園がひろがる山里へ入ってすぐ、
右手にそれらしい看板を見つけた。
未舗装の坂道をのぼって行くと、大きな屋根の古民家を中心に、
豪農のお屋敷をしのばせる広い敷地がひろがる。

右手には池が掘られ、小さな水上の舞台も用意されている。
左手の、植え込みが美しい屋敷の門を入ると、
正面に大きな母屋が堂々たる姿で迎えてくれる。
右手と左手には長屋門風の建物が並び、
さらにその奥には、本格的な能舞台も。
移築された古民家といっても、ここは半端じゃない。

5名以上の予約で食事などもできるようだが、
季節ごとの展示会や宴席も企画されているようで、
この4日には花見の茶会が行われるらしい。

じつは、ここで5月に増井氏の藍染展が開催されることになり、
その案内状の制作を依頼され、下見に来たというわけ。

くわしくは、また後日お知らせしますが、
重厚な雰囲気の大広間の和室が会場とあって、
どんな展示会になるか、楽しみである。

「釣耕苑」島田市大草226-1
tel.0547-34-1055 fax.0547-34-2062

雨上がりの帰り道、あちこちに雨にぬれた桜の淡いピンクが広がり、
なんともすがすがしい気分のひとときでした。






雨と桜と土タヌキ

2010年04月01日 21時58分21秒 | 日記
雨の4月のスタートとなりましたねえ。

きれいに咲いた桜に無情の雨・・・。
耐えながら可憐に咲くその姿は、
薄幸な女性の哀れさとけなげさを偲ばせて、
土タヌキの心のヒダをくすぐります。

・・・・なんて、似合わぬセリフは止めにして、
土タヌキの4月が始まります。
といってもたいしたことはありません。

まず、メールのアドレスが変更になりました。
新しいアドレスは「aki42315@goo.jp」です。
短くて良いので、思い切って変えることにしました。
4月いっぱいは前のアドレスでも受信できますが、
順次ご連絡しますのでよろしくお願いします。

今日は、なつかしい生徒さんが来てくれました。
それも、お弁当持参で!
体調をくずしてしばらく休んでいましたが、
だいぶ良くなったので、また始めたいとか・・・。
なによりうれしい春の一報でした。

4月16日からは、蒲原の「旧五十嵐邸」で、
清水教室の生徒さんの作品展も始まります。

5月は藤枝の「こころ庵」、
6月には岡部の柏屋さんで展示会の予定です。
新しい生徒さんの参加もあって、
土タヌキの周辺も、さらににぎやかになりそうです。

今日は、エイプリルフール。
何か粋な「ウソ」でも・・・と思ったのですが、
良いアイデアって出ないものですねえ。
もっとも、最初から信じてもらえないですね。
日頃が日頃ですから・・・。

さて、明日は島田市に出かけます。
良い出会いがあると良いのですが・・・。