今回、途中下車した「鶴壁市」は河南省北部に位置した人口150万余の
小規模の地方都市です。
「開発と規制・規則」をテーマとした実体験も含めて視察したわけですが、
本来は、省都鄭州以外の地方都市の観光等の開発状況・現状等の視察
でしたが、この町は以前からメディア等でも報道されているとおり、バブル
崩壊の地方都市としても何度も紹介されています。
そもそも、各地の地方都市においては、都市の整備と不動産開発の
ためには、地元政府(市・区政府等の人民政府や 村の場合は村委会
が )業者等と開発を進めるケースが多くなっています。が、この土地に
於いても全く同じことが言えます。
駅からバスで20分程離れた、新興の開発地区は今でも業者の起重機等
が唸りをあげて整備を行っていますが、すぐ目の前の楼房とも呼ばれる
完成されたマンションの販売は全く進んでいません。
沿岸地区の大都市ならいざ知らず、地方における大規模な開発そのもの
には需要が全く伴っていません。
昨年訪れた内モンゴルの砂漠都市・オルドスにおいても同様ですが
開発においては、どうしても市・区等の地方政府との共同事業となり
ますが、需要予測は必ず必要です。
開発と規制、今や表裏一体の関係ですが、どの市場においても、
「規制・規約」の徹底というものはどうしても後回しになりがちです。
今、危機管理・や規制そのものの早急なる見直しが求められています。
*開発・市場規模等などは中国内各種検索にて参照ください。
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