ここ3,4年は、多くの場合は「事前に目的地を定めて」から赴く
ことにしている。旅の効率的な訪問が出来るからだ。
しかし、7年前、6年前は時間的余裕もあったこともあり、
(1年間、そして2年間、ずっと中国大陸に住みついて
「中国内の観光学」を学んでいたこともあり、各地をゆっくりと
眺めながら歩くこともできた。そのため、大陸を縦断、横断する
時も必ずと言っていいほど飛行機を避けて、長距離バスか、快速
電車を利用して旅を楽しんでいた。
次々と過ぎ去る町、街を通過していくときに感じることは、少し
ばかりその土地の、町の様子に近づきたいと思うときには、列車
の旅を選択することにしていた。
しかし、街を覆うような景色を楽しむときは、高速バスを利用する
ことにしていた。高速バスは山間の地区を、高架に創りあげた、
まさに「高速道」を100キロ近くで走り抜けるが、すこしばかり
遠目に見れる山々を見るには、この高速バスでも十分だ。
そんな交通手段のことも考えながら中国大陸を時間に縛られる
ことなく、ゆったりと各地を訪問することは人生のなかでの
最大の「楽しみ」だ。
そんな中、中国内で足を運んだ「鎮江」を初めておとずれたのが
6年前の真夏だった。
上海から北京へ戻る際に、いわゆる鈍行列車で各地を転々としな
がら途中下車した駅が「鎮江」であった。
2000年頃は人口60万余の街であったが、いまでは5倍以上に
膨らんだ。 所謂新幹線、高鉄の駅も出来た。 その周辺には高層
ビル群が立ち並んでいる。開発も急速に進んでいる。
然し、ここが大きな問題だ。周辺の中小都市が同様に開発されて
鎮江も同様に市政府も含めて開発競争に加わった。
しかし大きな罠が待っていた・・・のは他都市同様だ。いわゆる
「ゴーストタウン」化だ;
しかし、まだまだ鬼城と決まったわけではない、市政も破たんしている
訳ではない。まだまだその先には「希望」がある。
昔からの歴史と民俗と様々な遺産がある。
訪れてみると誰でもが実感するだろう、その歴史的な趣は誰もが感じ
とることだろう。訪れてみてわかるこの街の良さだ。
今からでも遅くない、まだまだ間に合う。出来ることなら快速電車で
訪れてみよう。
以下は、初めて訪れた鎮江の印象であった。
~~~~~あれこれ6年前に訪れた鎮江の印象は、まさに次のとおり
であった。初めてこの地を訪れた時のことだ~~~~~
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